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「いい会社」「いい組織」ってなんだろう。

みなさんこんにちは、澤です。

前回の記事も、とてもたくさんの方に読んでいただいてうれしいです!

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さて、今回のテーマは「いい職場」について。

まずはこの記事。

こちらは記事のコレクションなので、リンクをたどるといろんな「いい会社」「いい職場」に関する記事を読むことができます。
いろんな会社・職場があるし、何よりいろんな関わり方がありますね。
特にこの記事は好き。

敬愛する尾原和啓さんがどどーんとモニターに出てて、シュールです。
尾原さんとは何度もお話ししていますが、会社に所属することを目的とはせず、あくまで「何かことを成すための手段」と捉えている印象です。
なので、「いかに自分が活躍するか」「関わっているプロジェクトを成功に導くか」にフォーカスしていたようです。
まさに「仕事を通じて社会に貢献するために、企業に属している」という働き方をなさっていた方だと思っています。

ボクが就職した時は、業界研究も全然できてなかったし、将来設計なんかもゼロ。
行き当たりばったりで生きてました。
ただ、内定をもらってあとは入社式を待つだけ、という状態だった大学4年の1992年12月に内定を辞退して、就職活動をしなおして大手生命保険会社のIT子会社でプログラマになりました。
「就職じゃなくて就社って感じだよな」っていうモヤモヤを払拭できず、「何かになる」という手段としてプログラマを選んだのでした。

今考えてみたら、本当にこの判断は正しかったなと。
インターネット時代の幕開けの前に、ポンコツながらもエンジニアの経験ができていたことは、ボクのキャリアにめちゃくちゃプラスに働いてくれました。
これは、「会社」ではなく「時代」が応援してくれた、本当に幸運な出来事でした。
インターネット登場という世界的な大きなムーブメントは、所属企業が準備してくれたわけでもなんでもなく、勝手に発生した出来事です。

そして、ボクは「これは面白そうだ」と思って、自分でパソコンを買って夢中になってネットサーフィンをしました。
当時の会社はかなりの安月給でしたが、ローンを組んでクレジットカードのお世話にも散々なって、最新のテクノロジーを満喫しました。
この活動について、会社としては一切の手当や補助はありませんでした。

では、この会社は「悪い会社」だったのでしょうか?
ボクの感覚では、答えはNOです。
少なくとも、ボクの勝手にやっていることに興味を持ってくれる人はたくさんいたし、少なくとも邪魔する人はいませんでした。
ボクにとってはそれだけで十分だったと思います。
否定されず、むしろ肯定的に受け止めてもらえていただけでも、大満足でした。

エンジニアとしては致命的なくらいに能力は低かったのですが、ネット時代の初期段階から関わることができていたという先行者特権は、ボクにキャリアに大きなアドバンテージを与えてくれました。
あの時に、「会社以外でコンピュータを触ったりするな」「もっと仕事に時間を使え」なんていう雰囲気で扱われていたら、今のボクはなかったでしょう。

今、世の中はWeb3の時代へと突入しています。
Web3はコミュニティの時代。多くの人たちとゆるやかな接点を持つことが求められる時代でもあります。
「会社の外での活動は認めない」なんていう社風の会社は、まさに時代に逆行していると言えるでしょう。
「外の世界を知ってしまうと、人材流出するのでは」と心配する人に会う機会が少なくありませんが、それは「その世界を知ったこと」は問題ではないと考えています。
外にもっと魅力的なものがあるのなら、人はそちらに動くのが自然なものです。
以前、ボクのメンバーが転職していく時、「今のポジションは100%満足しているけれど、外に150%の興奮を与えてくれる機会がありました」と言われたことがあります。
これは、本当にステキなことだと思います。
面白いことに出会えば、どんどん動いていけばいいと思います。
残された側は、短期的にはちょっと大変かもですが、より時代にマッチした人材を取れる機会と捉えることもできるはずです。
それに、自分だって面白い機会を見つけたらそちらを選択する権利を有しています。
「責任のある立場だからそんなことはできない」という人もいるかもしれません。
その価値観を否定はしませんが、他の人には強要できないことだけは心得ておいた方がよさそうです。

いい会社、いい職場は「与えられるもの」ではなく、「自分で見つける」あるいは「自分で作る」ものだと思います。
そう思ってキャリアを作れる人には、最高の時代になってきたなと思います。

ボクがとても親しくさせてもらっている元同僚であり友人でもある越川さんの著書。
これからの時代、この考え方はもっと必要になっていくでしょうね。

こちらももちろんオススメ。


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