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「安い!」以外のMVNO事業とは

WAmazing加藤です。初めてのnoteです。
ブログが大流行した時代から、いわゆるネット上に自分で自由に書く日記や随筆を公開するということは、1度もやったことないので、本当に初心者です…。依頼されての寄稿や執筆は多くやってきましたが、あれは、強制力が働くので、やらざるをえなくなって筆を取ってきたわけで。(;'∀')
今回、日経COMEMOさんにお声がけいただき、はじめてnoteなるものを開始することになりました。文章を読むことや文章を書くこと自体は好きなので、楽しんでやれたらと思います。どうぞよろしくお願いします。

初回のテーマは、MVNO。なぜ、私がMVNOについて書くのかと言えば、WAmazingもMVNOなのです。2020年末、安倍内閣にかわり菅内閣が誕生し、総務省の要請により携帯キャリアの値下げが一斉スタートしました。
中でも、話題をさらったのは、ドコモのアハモですね。20GBで2980円(月額)という価格帯を打ち出しました。開始は2021年3月から、とのことです。

これに慌てるのは、MVNO事業者各社です。動きも早く、対抗プランを次々と打ち出してきています。それが数日前の上記の日経記事ですね。ベンチマーク先はアハモなので、20 GBで2000円が基軸になります。
それで上記の記事にあるように、各社プランがずらり。
焦る理由はもう1つ。3月に間に合わせなくてはいけません。携帯電話は、いくらナンバーポータビリティが出来るようになったとはいえ、1度、あるキャリアに決めると、なかなかスイッチが起こりません。ということは、一番最初の入口で、ユーザーを捕まえることが大事になります。今時、子供は、小学校時代からスマホを欲しがりますが、スマホ中毒化を恐れて、親は、「●●年生になったらね」「中学生になったらね」「高校生になったらね」といってスマホ所持年齢を引き延ばそうとしますが、そんな、「●●になったら」のタイミングが日本の場合、4月なので、3月が新規契約のピークに。このタイミングに、料金プランが出そろってないと、消費者の比較対象に入ることができません。

そもそも、日本ではMVNOは、「ITリテラシーが高く」「お金には余裕がない」若年層を対象に「安い価格で」サービス提供する事業者が多く、「MVNO=格安スマホ」というイメージの方も多いのではないでしょうか?

でも、実は、MVNOだからといって、=格安スマホではないです。

MVNOとは、もともと、モバイル・バーチャル・ネットワーク・オペレーターの略で、MNO(モバイル・ネットワーク・オペレーター、いわゆるキャリア)から通信回線を借り受けて、独自のサービスを付加して消費者に提供する事業者です。

MVNO事業が黎明期の時、世界でどのような事例があるのか調べていたところ、たとえばヨーロッパでは移民労働者が多くいますが、彼らに、出身母国とのみ格安で通信できるSIMを配って彼らを囲い込み、彼らの仕事斡旋や住居斡旋をビジネスにする事業者もいました。

ここにヒントを得て、WAmazingは、無料SIMを日本到着直後の訪日外国人旅行者に無料配布することで彼らを囲い込み、その後、旅行業を組み合わせることで事業を成立させようとしています。

今回のドコモの値下げは、格安スマホで展開してきたMVNO事業者にとっては脅威ですが、何事も「ピンチはチャンス」。新たな付加価値や、新たなサービスを加えた新しいMVNO事業の誕生の契機になるかもしれません。






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