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成長につながる“複業”とは

12月から日経COMEMOのキーオピニオンリーダーに参画したmotoです。

僕はこれまで、転職と複業を通じてリクルートや楽天、ベンチャー企業などで働いてきました。これまでの経験を基に、転職や複業における考え方を転職メディアSNSなどで発信しています。

昨年の8月には著書『転職と副業のかけ算』を出版し、転職や副業という“キャリアにおける選択肢”を活かしたキャリアの考え方について書かせていただきました。おかげさまでAmazon総合ランキングおよびビジネス書ランキングで1位を獲得しました。

今回は、これまでの僕の経験から『成長につながる複業』についてお話したいと思います。

「成長につながる複業」とは何か

昨今では“複業”や“副業”というワードは一般的になってきました。

複業や副業という言葉を聞くと「本業以外でも成長できる」とか「手軽な仕事で収入を得る」というイメージを持つ人も多いと思いますが、お金が関わってくる以上、複業や副業という言葉の中身は“仕事”でしかありません。

以前、Twitterでこんなつぶやきをしました。

何事もそうですが、先立つべきは“自分の欲求”ではなく「自分が貢献できること」の提供です。自分の成長やお金は後からついてくるものです。

何事も“GIVE”が先にないと、他者から対価を得ることはできません。

組織というのは「お金を産み出して伸ばせる人」に機会を与え、その機会の中できちんと成果を出せる人に、さらなる機会を与えていくのです。この与えられた機会を、次の機会につなげられる人が、結果として成長するのです。

リクルートの社訓である「自ら機会を創り出し、機会によって自らを変えよ」という言葉は、まさに仕事の本質なのです。

“環境”と“成果”をセットで考える

「自分の成長」という“自分の欲求”だけを求めている人より、組織の成長を考えられる人に、結果として、自分が成長できる可能性のある機会が回ってくる。

この前提で「成長につながる仕事は何か?」という問いに答えると「組織の成長に必要な機会を与えてもらえる仕事がある場所」で「きちんと成果出すこと」が、結果として“成長につながる複業”になるのではないかと思います。

複業で大事なのは「環境」と「成果」をセットで考えることです。

環境も成長における大切な要素の一つですが、大事なのは「その環境で成果を追う過程」で経験を積むことです。

僕は、複業を通じて得るべきものを“お金”ではなく“経験値”であり、その経験値の中身を“作業”ではなく“仕事”にすることが大切だと思っています。

僕がこれまでに成長したと感じた環境に共通しているのは「与えてもらえる裁量権」と「意思決定への介在度」に余白が多い場所でした。

そして、その環境の中で「成果を追う過程における成功と失敗」がキャリアに活きています。

どんな複業であっても、目の前の仕事に対する“意思”と、自分の経験値を増やし続ける“姿勢”を持った上で“成果を出す過程を経験すること”が、成長には欠かせない要素だと思います。

本業でも複業でも「言われた仕事だけしかできない人」の市場価値は低いです。自分の仕事に意志を持たず、いかに今この瞬間だけ乗り切ればいい、という考え方では、いつまでも成長する機会が回ってきません。

少し話は変わりますが、僕が以前リクルートに勤めていたとき「自分で稼げるスキルが欲しいなぁ」と考えていたことがありました。

しかし、そんな甘えた考えを持った僕に、当時の上司はこう教えてくれました。

リクルート事件があった当時、明日にも会社が潰れそうな状況で俺たちが採用したかったヤツは「どの企業でも活躍できるエリート学生」とか「前職で優秀だった人」なんかじゃない。

明日潰れるかもしれないリクルートという会社で、潰さないために一生懸命努力できる人間だ。そういうスタンスを持った人間が活躍する。大事なのはスキルよりスタンスだ。

聞いたあとで「なんて愚かな質問をしたんだろう…」と恥ずかしくなったのを覚えてます。

目の前のことに一生懸命になるとか、絶対にやり切るという「考え方」とか「姿勢(スタンス)」「目線」が大切なのです。恐らくこれがどの企業でも成長できる人の素地なんだろうと思います。

人に言われたことだけやっている状態では、仕事に対する自分の意志が生まれません。上司にはこうも言われました。

仕事では「どうしたらいいですか?」でなく「こうしていいですか?」と許可を求める行動をしろ、自分の意思がない仕事なんて楽しくないだろ。自分で「やらされ仕事」に変換するな!

本業でも複業でも、自分の成長につなげるには「何をするか」より「どんなスタンスで仕事と向き合うか」が大切です。

昨今では「副業でライティングスキルを身に着けて成長したい」「動画編集スキルを身に着けて転職したい」という人を目にしますが、本当の意味で成長につながる複業というのは、指示されたことをこなすだけの「外注の仕事をこなすスキル」を身につけることではなく、自分の思考を介在させて「相手の成長を考えた価値提供」や「自分で仕事を取ってくる力」を身につけることです。

そして、これらのスキルを得るためには「どんな仕事をするか」より「自分の仕事に対する意思と成果」を意識することが大切です。

仕事の環境だけを起点にせず「仕事と向き合う姿勢」を起点に複業に取り組むことが、自分の成長につながるのではないでしょうか。

このような話を僕のマガジンでも書いているので、読んでもらえらた嬉しいです。

#日経COMEMO #成長につながる複業とは

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moto (戸塚 俊介)

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moto株式会社の代表取締役。ホームセンターからリクルートやスタートアップなどに転職した後、副業でやっていた事業を上場企業へM&Aしました。著書『転職と副業のかけ算』→http://amzn.to/2Zc2naD ブログ→https://tenshoku-antenna.com/