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アニメビジネスの成功の鍵を握る!?一般の方には馴染みの少ない「プリプロダクション」の重要性について -アニマ代表インタビューシリーズ

こんにちは。日経のアニメビジネス企画担当の井木です。この投稿は、CGプロダクションのトップランナーである株式会社アニマの代表である笹原さんへのインタビューシリーズになります!過去記事は下記をご参照ください。

プリプロダクションとは?また重要性が増してる背景は?

最近、アニマでは長尺のシリーズ案件(大規模案件)のお仕事をいただくことが多くなっているのですが、これに伴って仕事の範囲にも変化が生じ、プロダクションに入る前のプリプロダクションに関わる機会も増えてきました。

プリプロダクションとは、プロダクションを始める前の【設計図】にあたり、シナリオ、キャラクターや背景のデザイン、絵コンテ、ビデオコンテなどの工程が該当します。(細かい部分はまた改めて説明できればと思います)

プリプロダクションの機会が増えてきた理由は、想定される予算に合わせて映像内容をコントロールするために、CGプロダクション側も積極的に関わる必要がでてきたからです。

また忙しいクライアントさんにとっても、プリプロダクション~プロダクションまでの作業をCGプロダクションにお願いしたいという意向があると思います。

プリプロダクションの重要性

このプリプロダクションの作業はとても重要で、この設計図をしっかり作れば作るほど、その後の作業見積もりの安定度が増し、スケジュールの精度が上がります。また作業ボリュームが多い場合はプリプロダクションでボリュームを調整する(抑える)ことができます。

ただ、状況によっては締切(=納期)の兼ね合いから、どうしてもプリプロダクションとプロダクションの作業が並行してしまうことがあります。その場合は、大概最後の工程部分で時間が無くなってしまうことが多く、出来上がったものはあまり良いものになっていないことが多いです。

大規模案件については、プリプロダクションの時間をしっかり確保することが無駄なプロダクション予算の削減につながります。プリプロダクションの総コストとプロダクションの総コストでは断然プリプロダクションのコストの方が安いので、プリプロダクションに時間をかけることを強く推奨したいと思います。

今後さらに仕事の規模は大きくなっていくので、本業であるプロダクションをスムーズに行うためにもプリプロダクションをしっかりと行う必要があります。クライアントさんには改めてプリプロダクションの重要性を伝え、しっかりとプリプロダクション期間の確保を交渉し、適切にプロダクション期間へ繋げることが課題と言えます。

これらをふまえ、社内でもプリプロダクションに特化したチーム編成をできるところから取り組んでいければと考えています。

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井木康文 (日本経済新聞社)

日本経済新聞社デジタル事業部の井木康文です。NサロンとCOMEMOディレクター。 アニメビジネス・野球・新日本プロレス・eスポーツビジネスなどのイベント企画がメインの業務です。

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