見出し画像

令和時代のアニメと企業のコラボは次のステップへ 〜インフルエンサーとしてのアニメキャラクターとグローバル戦略の架け橋へ〜

こんにちは。皆様はいつもより長めのGWを如何お過ごしだったでしょうか?お休みではなかった方はお疲れ様で御座います。私はGW後半は徳島市で開催された毎年恒例のアニメの祭典「マチ★アソビ」に参加をしていました。

マチ★アソビの中でも存在感が増すアニメビジネス分野

徳島県内外から多くのアニメファンが訪れ、徳島市街地がアニメ一色となるマチ★アソビですが、アニメファンイベントだけでなく、アニメビジネスを語るイベントもここ最近は多くなってきています。

アニメビジネス雑誌であるアニメビジエンスはすぐに完売になり、アニメビジネス系のイベントの参加整理券も配布と同時にすぐなくなってしまうそうです。

そのようなアニメビジネス系イベントの中心1つが、アニものづくりアワードになります。

今年で3回目。ついにオリジナル作品がグランプリを受賞。

アニものづくりアワードは、アニメを活用した企業のプロモーションや商品企画を表彰する取り組みで今年で3回目となります。毎年表彰式をマチ★アソビ内で行っており、今年も5/4に表彰式を行いました。

1回目・2回目は、人気アニメ作品とのコラボーレーション企画がグランプリに選ばれましたが、3回目となる今回は初めてコラボーレーションではなくオリジナル作品がグランプリを受賞しました。

オタフクソースが企画をし「この世界の片隅に」のクリエイターが制作したオオタフクコというキャラクターのハートフルなアニメ作品です。高いクオリティーと細かな演出が見事な作品となっていますので、ぜひご覧頂ければと思います。

企業とアニメの素敵な関係の未来を考える

アニものづくりアワードの表彰式の翌日となる5/5にアニものづくりアワードのスタッフの林さん・森さんと共に私(井木)も登壇させて頂き、「これからのアニメと企業の素敵な関係のあり方」を議論するセッションを行いました。セッション内での議論の要旨をまとめさせて頂きます。

単なる話題作りの時代は収束。アニメキャラクターはインフルエンサーとして活用へ。

アニメと企業のコラボーレーションは年々増えており、アニメとコラボーレーションすること自体はある意味当たり前になってきました。そのため、単純で脈絡のないコラボレーションでは注目されなくなってきています。

次のフェーズとしては、アニメ作品の世界観を活かしつつ、自社の製品を知って欲しい層に届くような作品を選びコラボレーションする時代になると思います。場合によっては、オタフクソースのようにオリジナルアニメも選択肢に入ってくると思います。

若年層にはYoutuberやTikTokerの方が影響力が大きいという議論と同じように、有名タレントや人気ドラマよりもアニメ作品の方が影響力が大きい層は確実にいるためです。

↑中高年のインフルエンサーとしての銀河鉄道999のメーテルの活用

グローバル展開から採用PRまで。用途が広がるアニメコラボレーション。

アニメとコラボレーションしたプロモーションや商品企画というとこれまではB to C向け企業のイメージが強いと思います。カップ麺・飲料水・車などです。

しかし、近年はIBMや大成建設など消費財メーカー以外の企業が、ブランド認知向上や採用PRを目的にアニメを活用しているケースが増えてきました。

通常の広告では認知されづらいB to B系の企業もアニメを活用することで、ブランド認知や学生に向けた採用PRの効果を得られやすくなると考えられます。今後はますますこのようなコラボレーションは増えていくと思います。

さらに、グローバル展開をする上で、アニメの活用は有効だと考えられています。「千と千尋の神隠し」や「君の名は。」が世界的にもヒットした背景には、実写よりも海外で受け入れられやすいというところがあります。

肌の色・世界観・風景などがデフォルメされることで、どの国の方が観ても馴染みやすくなることや、言語も声優さんを入れ替えて別の言語で話すことで自然な形で何カ国でも対応することができます。まだまだグローバル展開を見据えてアニメ活用の事例は少ないですが、今後はそのような活用方法は増えていくと思います。

令和時代(言いたいだけ)のアニメと企業の素敵な関係の発展に少しでも寄与できるように今後も微力ながら貢献させて頂ければと思います。

そのような取り組みと一環として5/22(水)にアニメビジネスを語るイベントを大手町の日経ビルで開催いたしますので、こちらも合わせてよろしくお願い致します。



この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?気軽にクリエイターを支援できます。

ありがとうゼァ(永田風
63

井木康文 (日本経済新聞社)

日本経済新聞社デジタル事業部の井木康文です。NサロンとCOMEMOディレクター。 アニメビジネス・野球・新日本プロレス・eスポーツビジネスなどのイベント企画がメインの業務です。

COMEMO by NIKKEI

日経が推す各業界キーオピニオンリーダーたちの知見をシェアします。「書けば、つながる」をスローガンに、より多くのビジネスパーソンが発信し、つながり、ビジネスシーンを活性化する世界を創っていきたいと思います。 はじめての方へ→ https://bit.ly/2DZV0XM 【...
3つ のマガジンに含まれています

コメント1件

そう言えば、5年ほど前に某社からの依頼でフランスのアニメ市場レポートを、インターネットのみで調べてまとめたことがあります(SNS経由で個人の方や大学教授にも質問したのですが、こちらはNGでした)。
コメントを投稿するには、 ログイン または 会員登録 をする必要があります。