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個人発のイベント開催! 知名度が無理なら○○がある!【連載15・オタク視点で見るアニメ】

近年、「個人開催の小規模イベント」が増えています。「SNS時代だから楽に集まるようになったよね」というのは、半分は本当、半分は違うという実感を持ちました。……つい先日。

私は、10月27日(日)に「メガネ男子萌え学会 第三回大会」というイベントを主催しました。場所は阿佐ヶ谷ロフトA。トークイベントで有名な「新宿ロフトプラスワン」の姉妹店で、キャパは80人ぐらいです。

●料金システム

気になる料金は?
阿佐ヶ谷ロフトAサイト「ブッキング」より:《「チャージ(入場料金)とお客様のご飲食代を含めた総売上」からご出演料を算出する方式を取らせて頂いており、バック率は売り上げにより変動します》
ロフトは、チケット料金(チケット金額×枚数)とお客さんの飲食費の総合計から何パーセントかを、こちらにギャランティとして渡してくれる仕組み。ちなみにトークイベントの場合、チケット代は2500円前後が多いです。

売り上げは、お客さんの人数と飲食のカウントなので、お客さんが少なければこちらにバックされるお金は少ない。けれどもその代わりに、もし仮にお客さんがあまり集まらなくても、ハコ代が別途必要になるわけではないので、ひどい赤字は出ないというシステムです。ありがたや…!

とはいえ、お客さんがいないと始まらない。

ある程度の売り上げがないと、宣伝にかけた経費も回収できないし、お客さんがいなければ何のための「ロフト」イベントなのか…!?

「メガネ男子は素晴らしいぞ!」と思っているお仲間と、萌えを共有して盛り上がっていきたい

というのがイベントとしての大目標です。

●集客のためには

トークイベントは、イベントの中では比較的低コストではありますが、集客がないと利益は出ないし、もし宣伝費などをかけていれば赤字になります。集客のためには、イベントの知名度を高めることが必要です。そして知名度を上げるためには宣伝が必要。……なのですが、その宣伝費がかけられない。著名な芸能人の方をお呼びする出演料はとてもお支払いできない……。
そんな小規模イベントの最適解は……
薄々気づいてくださった方、ありがとうございます。

集客で最も早くて有効な第1の方法は、
主宰者にSNS等で知名度があること…!

ジャーン。……はー。これだよ。私にもっと知名度があれば……みなさん本当にスマナイ……

と、海の底に沈むほど落ち込まなくても済むのが、SNS時代でもあるのです…!!

はい、集客、第2の方法ー!!(スライドを投影した白い壁を、指示棒でたたきながら)

👓◎わかりやすいコンセプトを立てる◎👓

「メガネ男子萌え学会」とは、「メガネ男子」に「萌える」会。
「学会」といっても正式な学会ではなく、“なんちゃって学会”です。
メガネ男子に萌える人は、折り目正しさがあるものを好むので、それに似合う名前として「学会」と名付けました。

呼称は、お客さんもスタッフも登壇者も、等しく「学会員」としました。
誰もが同じ「学会員」とすることで、コンセプトに共感してもらいやすくするとともに、「誰が登壇したっていいんですよ~」というアピールにもなると思いました。

この世界には「メガネ男子萌え」について、著名人よりも情熱を持って語れる人が(ひっそりと)大勢存在する。

「ひとりのスターを見る観客」という構図ではなく、学会員ひとりひとりの説明やリアクションや情熱にスポットをあてることで、
「その日は全員スターになれる!」というのが、我が学会のコンセプトです。

はい、イイハナシダナーと終わったところで、いよいよ実際の運営の話になります。

果たしてイベント開催は、私の脳内シナリオ通りに進むのでしょうか? そもそもイベント運営には何が必要で何がリスクなのか? そして知名度がない私が、キャパ80人のロフト規模の集客をして、お客さまからお金をいただきつつ満足してもらえる楽しさを提供できるのか?

結論から言うと、個人発だけど、個人だけでは何もできんかった……。

【後編】にいきたいと思います。


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アニメジャーナリスト/アニメライター アニメ誌から新聞一般誌を経て日経・アスキー等web媒体でも執筆。アニメとビジネス・マーケティングなど異ジャンルを繋ぐ事に関心あり。『日経COMEMO』連載はnoteで月2回更新。 Twitterアカウントは @watanabe_yumiko
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