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世界の経営者たちに学ぶ。自分たちの使命を常に自問自答し、挑戦し続けるタフさ~世界経営者会議2日目レポート ~

Nサロンの特別招待席に当たり、少しでも自分の視野視座を高められたい・・と、お邪魔してきました!大変貴重な機会をくださった日経の皆さま、ありがとうございます。

世界中の業界超一流トップリーダーたちが大集合する豪華すぎるカンファレンス、業務都合で午前中だけになってしまいましたが、2日めももちろんすごかったです。

1日めのレポートは下記をご参考ください。

総じて、2日めに私が感じたこととしては、
世界のトップリーダーたちは、常に自分たちが社会に貢献できることは何か、自分たちの使命を認識し、追及し続けていること。

「なぜやるのか」、「それをやると世界はどう変わるのか」を事業視点だけでなく、もっと上位概念の社会規模・地球規模で考え追及する視点と実行力を持っているのだ、ということを感じました。

いくつか聴講できた中でも特に印象に残ったものを以下レポートします。

著名な本「銃・病原菌・鉄」の著者である、ジャレド氏のご登壇、インパクトが大きかったです。
先日発売されたこちらの新作本と関連したお話だったようです。

明治維新から学ぶ日本の針路

ジャレド氏によると、政治的観点で、国の危機を上手く変えた事例は明治維新だと言います。
ペリー来襲して危機が来たが、日本の変革はここから始まった。

個人の危機と国の危機、事業の危機を同じフレームで捉えることの重要性をお話しされていました。
日本の歴史から学ぶという観点がとても面白かったです。

ビジネスにおいても、「危機状態であることを認識すること」がそもそも重要だということです。
明治維新のとき、多くの日本人は、「これまでの孤立主義鎖国主義」ではうまくいかないと理解したのだと言います。

変革に必要な3つのポイント
1、まず自分自身の危機を認めること
2、解決するために自己責任で行う覚悟を決めること
3、変わる方向性を決めること

日本人は変革していかなければならないと気づいた。
ドイツは負けたことに哀れだと感じて悲観的になったが、日本人は負けても悲観にせず変わろうと思ったから成功した、と言います。

また、変革において、すべてのものを変えるのではなく、間違っている部分を変える。これは国でも同じで、うまくいかなかった部分だけを変えることが重要なのだと。

日本は明治維新において、漢字やカタカナ、天皇制は守った。
政治や教育など変えると決めたことだけを変えた明治政府はすごい、と。

個人的危機に陥ったときは周囲の支援をもらうが、国も同じで同盟国からの支援や他の国を見て解決策を学ぶことが大事だといいます。

日本政府はイギリスフランスアメリカのモデルを取り入れた。
海軍は英国、陸軍はドイツ、教育制度はアメリカ・フランスを取り入れた。
裁判法はドイツフランスを。
「誠実性」を重視したのだそうです。

また、明治政府は忍耐力もあった、といいます。
色んなことをやってみて初めて分かることがあり、何度も何度も実験を繰り返し試行錯誤した。
決して、諦めなかったのですね。

ゴールや目的が明確だからこそ、出来ることだと思いますが、国を変えるというのは並大抵のことでない。失ったものも想像できないくらいだったと思います。

ジャレド氏はこの明治維新の例を、国の問題を解決する取り組みとして最高事例だとおっしゃってました。

逆に、よくないモデルはというと、自分たちの問題を、他国のせいにすることだと言っておられました。

一方、日本の「今」の問題についてはどうか。
高齢化社会、出生率、女性の役割など色んな課題に対して、日本はもっとうまく回せるものをうまく回せていないのかもしれない。
いまは海外にモデルを求めていないのかもしれないが、いくつかの事例の中で他の国から学べることがもっとある、と。

具体的には、人口をこれ以上減らしたくないという課題に対して、人口が減ることをむしろ喜ぶべきという発想もあるのではないかと提唱されていました。
事例として、カナダは移民政策が積極的に行われているという話をされてましたポジティブにとらえることで、できる取り組みもあるのではないかと。

過去の歴史に学び、今取り組めることがあるのではないだろうか、日本のポテンシャルを感じさせてもらえる大変興味深いお話でした。

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日本市場から学ぶTwitter社の経営戦略

ツイッターCFOのネッド氏より、ユーザーが伸びていく中で、どういう戦略を打って今後の成長を描いていくのかというお話を伺えました。

終始お話されていたのは、「Twitter」のコアバリューを理解し、その上で、戦略として、やらないことを決め、やることを決める。

過去、外のサービスを買収した経緯があったようですが、コアバリューに立ち返った結果、そのサービスをTwitterとして提供すべきでない、という判断をし、売り上げを落としてでもやらないことを決めたことがあったそうです。

目先の売上にとらわれず、自社の価値をきちんと守るというのは勇気の必要な決断だと思いますが、自分たちが何のために存在しているのか、という存在価値をしっかりと言語化し、追及していくことでそれを成し遂げているのだと感じました。

Twitterの場合、重要な指標は、月ではなく日々のDAUを追っていくこと。
なぜならTwitterで語られるイベントは突発的に起こりうることだから、という理由からでした。

日本の場合、スポーツや、災害時にTwitterはリサーチに使われます。
見つけるものをすぐに見つけられるようにすること。短い時間で信頼できる情報と出会えるようにすることが、自分たちが大事にしなければならないことだとおっしゃられてました。

また、Twitterはこれまで、「人」に興味があるフォロアーが紐づくツールでしたが、これからはイベント軸やトピック軸でつながることを重視し、ある話題に関して色んなことを話したいと思える場を作るようにシフトしているそうです。

いっときのブームが終わらせないためにも、常に「目的」を持ち、多くの人の会話をサポートすることを大事にしているということでした。

Twitterの中でどんなメリットを感じてもらうのかという「目的」
Twitterで、会話が出来る、他の人に伝えたい、リアルタイムで行いたいそういうニーズに注力し続ける。

その上で、色んな使い方にフィットさせられることが、大事なのだと。
1日めの気づきでもありましたが、自分たちがなんのために、なぜ存在するのかという使命を軸にしながらも、それを時代の変化に応じて、順応させていくことの大事さ、これに繋がるお話だなと感じました。

技術はどのように社会革命を起こすのか

午前中最後の回はGrabのCEOタンさんによる登壇でした。
これまたインパクトのあるお話を伺えました。

Grabは東南アジアに拠点を持ち、現地Uberを買収したという大きな話題のあった企業です。

東南アジアに拠点をもった彼らは、「アジアはカオスだけど、Grabにとってはホームだと思う」、といい「地域ならではの特性」を最大限ポジティブにとらえたことでビジネスを成功させたのだ、というストーリーが伺えました。

東南アジアはチャンスしかない、といいます。
まず人口の中央値は30歳。携帯電話の方が人口よりも多い。
デジタルエコノミーというのは2015年より3倍になっている。
ものすごい成長率です。

現地において、より効率の良い運送サービスを起点に、一番の出前デリバリー会社、配車サービスになった。
1つのアプリでほとんど解決できる「エブリデイスーパーアプリ」となっているということでした。

ワンアプリ=つまり、生活のインフラ=プラットフォーム化することで、グラブで収益を上げられる世界を作ってきたそうです。
すでに、900万人のマイクロアントレプレナーを創出していると言います。

工事現場で不安定な収入で生活をしていた男性が、いまや車のオーナーになり、運転手に成長というサクセスストーリー。
元々は、ローカルの移動手段を創出するということが起点にありながら、そこで働ける人たちの雇用を創出した。
結果的に、交通が発達し、経済が潤っていく・・・何か一つを変えることで、その周辺の世界までも変えてしまった、まさに社会に変革を起こしたすごい話。

ホンダやTOYOTAともパートナーシップを組んだと言います。
単独でやるのは無理なので、グローバルな有能な企業とくむことの方がよっぽどいい。
その振り切りがスカッと気持ちいいです。

積極的なパートナーを受け入れることで、最新の技術を使えるようになり、データを有効活用することで、パーソナライズされたレコメンドも可能になっていく。AIを使って、多言語対応することが出来たりなど、より規模感をもったビジネスが可能になる。

成功事例を増やすことで、もっとこの世界にジョインしたいと思ってもらえるようになっていく好循環サイクルを生み出し続ける。

GRABが成功する=東南アジアの成功に繋げたい、というものすごく強い信念を感じ、震えました。
本気で成し遂げたいこと、創り出したい世界が明確になっていて、そのゴールに向かってひたすら貪欲に走り続けている。

「GRABさえ立ち上げれば解決できる世界」
彼女なら、本当に創れるだろうな、そんな風に感じました。

アジアはチャンスの金脈とおっしゃってました。
とことん追求する、ハイパーローカライゼーション
たとえばUberがやったアイスクリームキャンペーン。
東南アジアではアイスは溶けてしまう。だから、他の国では受け入れられないであろう「ドリアンキャンペーン」にした。
その結果、爆発的にキャンペーンがはねたのだと言います。
このように、ローカルの顧客を深く理解したことで、受け入れられるようになったのだそうです。

タンさんのお話は終始エネルギーにあふれてました。
とてもすがすがしかった。

すでに事業が立ち上がり、7年。

どんなにクレイジーとかNOとか言われてもめげなかった、といいます。

本当に熱意を持つことを見つけたらココロのままに従う。
もちろん顧客のフィードバックを受け入れることは重要だが、逆境にめげない。ただの非難はスルーするのだと。
毎日それのことを考え続けること。
重荷だと思わないこと。
失敗してもいい、失敗してもめげないこと。

彼女の力強いメッセージによって、とても大きなパワーと、勇気をいただけた時間でした。

挑戦する人が忘れてはならないこと。

新しいことに挑戦することは、失敗も伴います。
ときに心が折れる瞬間が幾度となく発生します。
それでも、めげずに、自分を信じていく。
達成した先にある、輝く未来を信じて疑わないこと。
そうし続ける想いの強さ・・・

改めて、自分がいま直面している事業や、課題に対して、向き合う姿勢について考えさせられると同時に、どんな小さなことであれ、それを推進していくリーダーの情熱がいかに大事なのかを強く実感したのでした。

2日間に及ぶ世界経営者会議。
私は今経営者ではないものの、これから、新しい価値を創造しようとしています。
ここで聞いたことを、少しでも活かせるように頑張ろう、と改めて背筋を伸ばしたのでした。

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