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ソフトバンクグループの中南米向け投資が動き出した

先月発表されたソフトバンクグループの中南米市場に特化した投資ファンド。


早速、ブラジルで事業を行う2社への投資が年内にも行われると取り沙汰されています。


1社は自動車や不動産を担保とした個人向け貸付を行なうブラジルのフィンテックCreditasで、2億ドル相当の調達となる模様。

もう1社は電動キックボードや自転車のシェアを行なうGrowで、こちらは1億5千万ドル規模の調達となるということ。これがどのようなサービスかはつい先日に記事にしています、こちらです。

このGrowは、先日記事にしたシェアキックボードGrinと、シェア自転車・キックボードのYellowが合併した会社です。Grinはメキシコ発のスタートアップで、ブラジル市場に参入した昨年10月に、シェアキックボード事業をすでにブラジルで展開していたRideを買収。続いて今年1月にはブラジルのYellowと合併し、Growを設立していました。

2019年1月の合併時点で、Growは中南米6ヶ国(ブラジル、メキシコ、コロンビア、ペルー、ウルグアイ、チリ)の15都市で電動キックボードと自転車合わせて13万5千台を運用しています。

なお、Yellowの2人の創業者は、ソフトバンクグループが2017年にブラジル初の投資先として選んだタクシー・カーシェアアプリの「99」の創業者でもあります。2018年1月に中国のDidi(滴滴出行)が「99」を10億ドルで買収したことで、ブラジル初のユニコーンの誕生となりました。

YellowとGrinの合併に続くGrowの誕生、そして今回のソフトバンクグループの投資により、Growの企業価値が10億ドルに到達するのも近い、つまりGrowはすでに次のユニコーン候補として見られています。ソフトバンクファンドは、南米地域でこのステージの投資を行なうベンチャーキャピタルとして、相当な存在感を示していくことになりそうです。

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ブラジル18年目。日本でIT企業に4年間勤務。首都ブラジリアのコンサル企業に26歳でインターンを経て転職。2015年サンパウロで独立。在ブラジル企業サポート / 進出支援 / 人材育成 / COMEMO by NIKKEI KOL / twitter:@tsukasahirano
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