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スキルマトリックス開示企業は1年で3倍超に

先週の勉強会でスキルマトリックス開示の現状についてお話し、記事にしていただきました。

スキルマトリックスについては以下の投稿をご覧ください。

記事内でも言及されていますが、スキルマトリックスの開示企業は2018年の6社から2019年は20社へ3倍超となりました。昨年までは東証33業種中5業種(*1)に開示企業が限定されていましたが、今年はそれが12業種(*2)まで拡大しました。

さらに大企業の開示が増加したのも特徴的です。三菱ケミカルホールディングス、日本郵船はその好例です。また銀行業では昨年までは三菱UFJフィナンシャルグループのみが開示していましたが、りそなホールディングス、三井住友トラストホールディングス、みずほフィナンシャルグループなど他の大手都市銀行も今年からスキルマトリックスの開示を始めました。

開示企業数の増加は今後も継続することが期待されます。日本では2016年に初めてのスキルマトリックス開示が行われ、それから3年後の2019年で20社まで増加しました。これはスキルマトリックス開示で先行する米国とほぼ同様のペースだったりします。米国では2010年に2社が初めてスキルマトリックスを開示しましたが、その4年後に開示企業数が20社に達しています。そこからさらに4年で開示企業数は100社を超えました。日本でも同様のペースで進むとすると2020年代前半に大きく開示企業数が伸びることになります。来年もスキルマトリックス開示企業を見守りたいと思います。

*1 5業種:機械、電気機器、輸送用機器、銀行、その他金融
*2 12業種:繊維、化学、医薬品、鉄鋼、機械、電気機器、輸送用機器、その他製品、海運、卸売、銀行、その他金融

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黒田 一賢(株式会社日本総合研究所 スペシャリスト)

日本サステナブル投資フォーラム運営委員 青山学院大学非常勤講師 近著に『ビジネスパーソンのためのESGの教科書 英国の戦略に学べ』 ※執筆者の個人的見解であり、日本総合研究所の公式見解を示すものではありません。

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