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今の心地にフィットする場所を探して

コロナで、移住する人が増えているそうです。
かくいう私も、です。
コロナ前から二拠点生活を検討していたのですが、今月、長野県に滞在制作で住んでみてしばらくして、東京の家を引き払うことを決めました。

今年に入って、京都で知人のとある演劇作品を観劇しました。とても丁寧に作られた素晴らしい作品で、観劇しながらふと、「京都で作ってる匂いがする」と思いました。大学4年間京都で暮らしたわたしの偏見なのかもしれないですが、「この作品は、東京じゃ作れない気がする」と思い、いや、作品と土地は結び付いているのだ、と気づきました。湿度や温度、標高が植物の特徴に影響するように。

それに気づいてから、住む場所について、どうして東京を選んでいるのだろう? と自問自答をすることが増えました。最初は、「とりあえず東京やろ」と関西少女の漠然とした東京への憧れでやってきたのですが、どうして選び続けているのか、どうしても東京でなくてはいけない理由はなんだろう………考えていた折のコロナでした。

ご縁あって、今月から長野県のとある場所で滞在制作をすることになり、住んでみると、今の制作しているモードと、山の近くにいるモードは、とても相性が良い、と気づきました。10日ほど経ったとき、このまま住み続けよう、と決め、東京の不動産屋にアパート解約の電話を入れました。

長野に身体をもっていってみると、案外、東京には行こうと思えば行ける。
長野あたりからわざわざイベントに来てくれた人のことを、「なんてまた……あんた……そんな遠いところからはるばると……ようお越しなすったなあ………」と思っていたのですが、住んでみると、今は「興味あるものだったら、東京、全然いく」気がします。(距離感、というのは、イメージですね。)

上演にまつわる仕事でも、今年はいろんな仕事がオンラインになって(来年は何がどうなるやら分かりませんが)、ひとまず、新しい働き方を試してみようと思います。

自粛を機に「本当は感じていた違和感」や、「本当は選びたい選択」に敏感になって、気づいてしまった心身の声には、大事にしていきたい、と思うようになりました。
食べるもの。着るもの。人に会う頻度。そして、住む場所も。
本当は、今の自分に心地良い色やリズムがあって、それはもちろん、環境と相互作用で変化していくものだと思いますが、小さな違和感を見つけたときには、軌道修正しながら、生きていけたらな、と思っています。


松陰神社前で、週一回木曜日にやっていたスナックも、これを機に変態することにしました。移住を機に閉店か? と一瞬頭によぎりましたが、やろうと思ったらオンラインでもできるし(今はオンライン営業)、やろうと思ったら東京じゃない場所でもできるんじゃないか、と思ったのと、わがまま営業だけれども、頻度を創作のペースと合わせてもいいんじゃないか、と思い、変態という形にしました。

制約があるからこそ、可能性は、想像次第でどこまでも広げられる。
最近、思うことです。





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演劇テキストを書き、演出をします。 言葉、身体、フィクションであれこれするので、演劇家と名乗っています。 ‘’街の劇場‘’をコンセプトにしたスナック「みずとひ」をプロデュース。 ご連絡は、twitterDMから @mizhen_f

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