メディア業界のシェアリング・エコノミーでプラットフォーマーに対抗できるのか
サービスの詳細は元記事を参考して頂くとして、簡単に言うと媒体社が自社には弱い部分のジャンルの記事を「nor.」のプラットフォームを経由して掲載することで、その領域を補いつつ、そこでの広告収益は「nor.」がサービス手数料を抜いた上で、差配してくれるというものです。
日経電子版で言うと、少し考えづらいですが、アニメやアイドルのジャンルを強化するために、某エンタメ系サイトの記事を「nor.」を通じてキュレーションすることで、その領域を補うというイメージでしょうか。
このメリットは、日経電子版が弱いジャンルでも少しでも収益を得られることや、某エンタメ系サイトも普段はあまり来ないようなユーザーのPVから収益を得られるということもありますが、
最大はGoogleやFacebookなどのプラットフォーマーを介さずに媒体間のみで体験が完結する
ことです。
まだまだ理想郷のようにも思える世界感ですが、一部の媒体社では成功事例もでておりCOMEMOとしては競合の部分もあるかもしれませんが、注目のサービスだと思います。
http://digiday.jp/platforms/nordot-nakase-ryutaro/