
「社長に出社してほしいですか?」の日経新聞からの問いかけに、日経新聞の切り抜き2つで答えてみる。
仕事で使いたい新聞の昔の切り抜きがあって、それを探しているのだけど、まだ見つからない。
探すために、過去の手帳とか膨大な切り抜いたままの紙切れとかを引っ張り出して、先週整理していたのだが、
こういうのはやっぱりとてもいい機会で、今改めて見返すから、グッとくるものがたくさんある。その中に、日経の切り抜きもたくさんあるから、ここにアップしよう。
これたぶん、7年前くらいの切り抜きで、子供についてのNPOか何かの組織についての記事だったと思うが、こんなに素晴らしいスローガンを掲げられている法人や組織ってなかなか見ない。
何の組織だったのだろう。
日経の社員さん、もし見てらしたら、教えてください!
世の中は最近、まだ誰か海外のやり方を日本に持ち込んで、いろんな企業に「これやったほうがいいですよ!時代に遅れますよ!」とか言って脅してるんだと思うんだが、
Mission/Vision/Valueを再定義する、ってのをやたらと目にする。
いや、そもそも会社として成立してるんだから、あったでしょう?と言いたくなるし、社長はいつも、その類のことはスピーチしてるでしょう?
そして改めて策定されたそのミッションやらバリューやらを見ると、どっかで見たことあるような、平たい言葉が並んでいて、社名を隠したら、何の会社なのかさっぱりわからない。
こういうの、やめたほうがいいと思う。
別に、昔ながらのスローガンだって、合言葉だって、企業理念だって、設立趣意書だって、形はなんであれ構わない。
中身があるものは、伝わる。ないものは、伝わらない。
この1枚のどの組織か忘れてしまった組織は、スローガンという形を取っているが、すごく伝わる。何の組織かわからないのに入りたくなる。
今、コロナのうちに、我が社のMission/Vision/Valueを再定義するぞ!とか言っている企業あったらやめたほうがいい。自力で、自分の言葉で、形に囚われず、伝えればいいし、その中身がないなら、考え直せばいい。再定義するために外部にお金を払ってるならすぐやめて、その分のお金を、社員の在宅手当や、減らされた研究費や開発費に少しでも回したらいい。
このご時世に、研究開発費を社長が捻出してくれたと、みんな感じ入り、このご時世でも新しいものをなんとか工夫して生もうというメッセージとして伝わるだろう。
2つ目の切り抜き。これは新しいものではないのだが、10月5日日経朝刊の「科学五輪2冠の高校生」の記事より、その高校生のセリフを切り抜き。
昨今、働き方関係で言われている「ジョブ型」。または、定時勤務じゃなくて、フレックスタイムで。それを高校生が勉強でやっているという。
時間を決めてやったほうが捗る人もいるし、時間関係なくやることやる方が成果が上がるという人もいるので、そこは個人の性格次第で選べばいいと思いますが、勉強にもその両者が選択できれば、より面白いですね。学校で先生が選んでいいって言うとかね。
ところで、この2つを切り抜いてみたのは、
「社長に出社してほしいですか?/テレワーク時代のトップの仕事とは?」という、日経さんからの問いかけがあったので、
日経からの問いかけに、日経の切り抜きで答える、
と言うのをやってみました。
社員にメッセージを発し、判断の理由をちゃんと伝えたり、自分たちの仕事の意義を伝えたり考えたり、プロセスをオープンにして共有したり、みんなの意見や希望や不満を聞いたり。
社長として自身もやることをやってたり。
社長は別にどこで何してようが関係ないと思うんですよね。社員同様。
時間や場所に縛られず、いてもいいし、いなくてもいい。いるべき理由、いないべき理由。それをちゃんと考えとして持っている社長なら、いてもいなくてもいい。
いるのもメッセージ。いないのもメッセージ。
そのメッセージ=哲学、考え、思い。が、自分で考えた、自分のものならね。