EUの怒りは当然である。

EU側が怒るのは当然です。そもそも移行期間は英国への配慮以外何物でもなく、在英企業への懸念はもちろんありつつも、筋論からすればEUによる「善意の措置」です。その善意の措置に対し「あれもやらせて欲しいが、これはやりたくない。あとこれも欲しい」のような我儘を言っているのが現状であり、バルニエ交渉官の強い口調は心中察するに余りあります。

移行期間協議が決裂した場合、12月に合意した第一段階の優先事項も反故にして構わないという勢力が英国には一定数いると聞きます。残り時間が実質半年強ということを考えると、BOEの利上げに応じてポンド買いなどと悠長なことを言っている場合ではないのは明らかです。

なお、英国側の立場に立ち、「英国がクラッシュしたら困るのはEUなので最後は折れるはず」という読みを見かけることがあります。現実問題としてはそういう側面は恐らくあるでしょうし、現実にはギリギリになって実務的な措置が打たれるとは思います。ですが、英国がクラッシュした場合に一番困るのは英国に決まっているので読みとしては粗いと思いますし、何より品が無いと思います。それは外際外交と称される北朝鮮の手口とあまり変わらない気がします。

https://mainichi.jp/articles/20180210/k00/00e/030/280000c

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