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雇用から考えるアニメビジネス:CGプロダクション「株式会社アニマ」が考えるこれからの働き方と雇用。

CGプロダクションのトップランナーである株式会社アニマの代表である笹原さんへのインタビューシリーズです。過去記事は下記をご参照ください。

今回は「雇用」について語っていだきました!

最近、大企業でも「終身雇用制度成り立たない」という話が出ています。
これは社会全体に関する問題で、状況に応じて制度の変化が必要です。

ということで今回は【雇用】をテーマにしてお話ししたいと思います。

まず、CGプロダクションにおいて、終身雇用という考え方はあまりありません。理由は、業界的に、転職を機にスキルアップを図るケースが多いからです。なので個人的には終身雇用がなくなると言ってもさほど大きな問題にはならないと思っています。もちろん、会社としてはスタッフが辞めない魅力ある会社であるために常に課題意識を持っていなければいけないと考えています。今後考えていかなければならない雇用問題は大きく2つあります。

1つ目は、「スタッフの高齢化」

現状、CGアニメーション業界では定年退職を迎える年齢のスタッフはほとんどいない状況ですが、今のうちからスタッフが50〜60代になった時の働き方や対応を考えておかなければなりません。

企業(アニマ)としては平均賃金がまだまだ右肩上がりの状況なので、 まずは全年齢を網羅した賃金体制を把握することが重要です。併せて、スタッフ自身が50代、60代となったときにどのような働き方を望んでいるのかを知る必要があります。

安定を望む(=管理系?)のか、現役で結果を求める傾向が強い(=現役のアーティストを続ける?)のかによって変わってきますが、そろそろシミュレーションを行っていきたいと思っています。

2つ目は「女性スタッフの雇用」

CGプロダクションといえばこれまでは圧倒的に男性の比率が高かったのですが、最近では女性の割合が増えてきました。実際、アニマスタッフの男女比を見ても5〜6年前は8:2位の割合でしたがここ数年で7:3の割合に変化してきています。

とはいえ、まだまだ男性の比率が高く、今後会社の規模を拡大していくためには女性の雇用を増やすことが必要です。これはCGプロダクションに限ったことではありませんが、女性が職場を離れる要因のひとつに結婚や出産があります。ということは、結婚や出産後の具体的な働き方をイメージすることができればある程度の離職は避けられるかもしれません。より働きやすい職場にするために、時短勤務などを活用してある程度時間の融通の利く環境を整えていければと思っています。

最近では男性スタッフがも育休を取るケースもあり、良い傾向に変化を感じています。今後も少しづつではありますが、スタッフの働きやすい制度を整えていきます。

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ありがとうゼァ(永田風
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日本経済新聞社デジタル事業部の井木康文です。アニメビジネス・野球・新日本プロレス・eスポーツビジネスなどのイベント企画がメインの業務です。
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