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6/15未来館でメディア芸術祭×ヤフーの新メディアFQコラボイベントが開催&したたかなアーティストたちの生存戦略トークをします

ヤフーが最近どうやらアート方面に精力的に乗り出しているらしい

2016年に新卒から5年間お世話になったヤフーを退職し、独立してから気づけばはや3年。
様々な企業さまと協業をしたり、海外展示で四苦八苦したり、契約でモメたり、、様々な修羅場をくぐり抜け、アーティストとしてサバイバルする知見をいろいろと体得してきました。

私がヤフーに在籍している間は正直言ってアート事業に力をいれていた印象はあまりなく、巨大なIT事業会社だし私もいわゆる一介のIT戦士として普通にお仕事をしており、作家活動はプライベートで完全に別!という感じでやっていたのですが
どうやらここ最近ヤフーがメディアアート方面での活動を精力的に拡大しているようで、受賞作家として展示していたアルスエレクトロニカはじめ、メディアアート関連のイベントに必ずと行っていいほどヤフーの人々が現れるようになりました(ずるい、在職中にこうなってたらよかっt・・・ゲフンゲフン)

そしてその集大成として「未来を発明する人々をエンパワーメントする Future Questions」というメディアが立ち上がった模様。「どれどれ、お手並み拝見」と見てみたのですが、Chim↑Pom、DOMMUNE宇川直宏さん、アルス・エレクトロニカ日本部門ディレクターの小川秀明さんのインタビューがComing Soonになっており、「あ、これ割とガチなやつや」と感じました。インターネットのNHKと言われてきたヤフーのメディアにChim↑Pom、やばすぎる(いい意味で)。

あの文化庁メディア芸術祭と提携プログラムを開催

で、そんなFuture Questionsさんがこの度めでたく文化庁メディア芸術祭とコラボイベントを立ち上げるそう。いきなり大物刺しにいってすごい。
呼べよ」と念を送ったわけではないのですが、首尾よく私も読んでいただき、この記念すべきイベントに出演させていただく運びになりました。
6月15日(土)に文化庁メディア芸術祭の会場、日本科学未来館7Fのイノベーションホールにて開催です。文化庁メディア芸術際、ちょうど来週末が最終日なので、展示とあわせてぜひ。

Qeticさんでも詳細を記事にしていただきました:

イベントは第一部のサウンドパフォーマンス、第二部のトークから構成されており、私は第二部の方で登場します。
また、二日間通しでヤフー社員によるメディアアート作品が展示されるそうで個人的に非常にそっちも気になる。

第二部「AI時代の"したたかアーティスト"の生き方」でトークします

(なんか鉄拳の対戦画面っぽいな…)

私が参加するセッションでは、海外にもファンの多い昭和エレクトロユニット「サテライトヤング」の草野絵美ちゃんとトークプログラムを実施します。
草野絵美ちゃんも私もテクノロジー好き、個人でアーティストをやりながら企業務めをしていたことがある、などなど共通点が色々多く、
一般的なアーティストの「純粋無垢」みたいなイメージとは裏腹に、ビジネスサイドやマーケティングの視点を意識しつつかなり計算高く立ち回っているアーティストだと思います(絵美ちゃん、違ったらごめん)。
企業とのスマートな協業、今の時代の多様なアートワークのつくりかた、アーティストとしてのマーケティング手法など、したたかに生きている我々のサバイバル方法についてお話する会になるのではと。
ヤフーを卒業してから、個人のアーティスト、クリエーターとして生きてきたサバイバル術の集大成をぶちこみたいと思います。

ちょっとややこしいのですが、我々のトークを聞きたいかたはPeatixからお申し込みが必要なようです。(申し込まなくてもなんとかなる可能性もありますが)メディア芸術祭の最後の土日で会場混雑が予想されるため、確実なトーク聴講ご希望の方は事前にお申し込みください(無料)。

↓予約はこちら:Program 2: TALK SESSION  15:00-16:00

第一部ではSeiho×Rhizomatiks×cekaiのライブパフォーマンス

多くの海外メディアや主要な海外フェスティバルから引っ張りだこの実力派音楽プロデューサー、Seihoさんが「未来」をテーマにしたサウンドパフォーマンスを実施。ライゾマやクリエイティブチームCekaiまで出てくるようで、ちょっとどんな趣になるのか未知数で楽しみすぎる。


Program 1: Performance  13:00-14:00

ヤフーが制作したメディアアート作品(!?)も展示

ヤフーが持つ膨大なデータを活用した「Contextual Studies」という作品が2日間通して展示。マジか、ヤフーさん作品作れたんか……。
簡単なデモを見せていただいたのですが、不気味なぐらい有機的で「インターネットは人工生命だったんだね」と草野さんがつぶやいていたのが印象に残っています。

アーティストやクリエーターだけでなく、アート事業に興味のある企業の方、学生さんなど広く楽しめるイベントになるかと思いますので、ぜひに!

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