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【アニメビジネス関連 代表連載シリーズ】 株式会社アニマ代表:笹原 晋也氏 (3)

日本経済新聞社でCOMEMOスタッフとしてアニメビジネス企画を担当している井木康文です。冬アニメも続々と始まりましたね!COMEMOでは、そんな数多あるアニメ制作を支えるビジネスの側面を発信しています。

その一環として、前回に引き続き、ゲーム・アニメと幅広く3DCG作品を制作している株式会社アニマ代表の笹原 晋也氏のインタビュー内容を要約をした上で、ご紹介をさせて頂きます!

代表(社長)の仕事

今回は僕が普段どんな業務を行なっているのかをご説明します。
というのも、僕自身が他の代表の方がどのような業務をされているのか気になるので、
まずは僕自身の業務から紹介させていただきます。

基本的な業務は大きく下記の7つです。

・プロジェクトの進捗管理
・定期的な社内ミーティング
・財務関係
・会社のPR
・先を考えること
・ルーチンワーク
・その他

・プロジェクトの進捗管理
アニマの根幹なので、これを第一に考えています。中でも重用なのは【予算管理】です。
社内で予算管理ツールを自作し、権限のあるスタッフは全プロジェクトの予算状況が確認できる仕様にしています。
平等に視覚化できるようにすることでより公平性を保ち、健全なプロジェクト運営を行うことができます。

・定期的な社内ミーティング
社内への情報伝達やスタッフからの情報の吸上げ、役員との打ち合わせ、マネージャーミーティングなど、
1週間で6〜7個の定例ミーティングが設定されています。

・財務関係
社内の財務メンバーや金融機関との打ち合わせがあります。
キャッシュはいわば会社の”ガソリン”なので、そのガソリンが「この先足りなくならないか」を定期的にチェックしています。
他にも月次報告を受けたり、「今後こういったことにお金を使いたい」などの話をしたりしながら社内全体の情報共有を図っています。

財務関係の仕事はプロジェクトの進捗管理と同じくらい大切なのですが、
自分の代わりになる人はあまりいなので、そういった意味では最重要な業務かもしれません。

・会社のPR
最近はこの部分にとても力を入れています。
まずは一人でも多くの業界関係者にアニマを知ってもらいたいので、
FacebookやTwitterなどで頻繁に情報を発信するようにしています。

業界関係者だけでなく、アニマへの入社を志望される方にとっても自分の働くイメージを持ってもらうため、なるべく入社後に入社前のイメージとズレがないよう、できる限り社内の雰囲気を見せたいと思っています。

今後は、制作に携わらせていただいた作品の視聴者やプレイヤーにもアニマを認知して欲しいので、そこに向けたアピールもしていこうと考えています。

・先を考えること
スタッフを始め、自分の周りのほとんどの人に今ある問題や自分たちに関わる少し未来のことを考えるようにしてもらっています。
それに対し、僕はそれ以上先の未来のことを考えています。(これまでに紹介した業務の合間にやっています)
なかなか落ち着いた状況でないと難しいですが、2週間に一度位は時間を作って何かしらの考えを捻出するようにしています。
良い考えを出すためにも、漠然とですが今の会社の状況やスタッフの状況、周りの状況、タイミングなどを頭に入れるようにしています。
これらを常に頭に入れていると、自然と行動も伴って動けるようで、これがタイミングの良い出会いにつながることも多いですね。

・ルーチンワーク
郵便物や書類のチェック、書類への押印、稟議の決済などがルーチンワークであり、大小合わせると1週間で200〜300ぐらいは処理しているんじゃないかと思います。

・その他
突発的な業務が発生した際やイレギュラーな相談があった場合はその場でどうしたらよいか指示を出します。
自分が指示を出せない状況や内容の場合は、指示出しできる人に依頼したり、人を紹介することで解決させています。
できるだけ後回しにしないように気をつけています。

「業務」というくくりではないかもしれませんが、積極的に人と会うことも心掛けています。会話の中の何気ない一言がヒントになったり刺激になったりしているので、気になる人がいる場合やお誘いをいただいた場合は積極的に参加するようにしています。


ざっくりとですがこんな感じでしょうか。

もちろん他にも様々な業務がありますが、思いつくものをなるべく出してみました。

これから経営者を目指している方や他の経営者の方にとって少しでも参考になれば幸いです。

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今回はなかなか聞くことが出来ない社長業の詳細について語って頂きました。アニメ・ゲーム業界のビジネスパーソンにも参考になる内容が詰まっていると思います。

また、COMEMOではアニメのさらなるビジネス活用を促進することを目的としてたアニメビジネスのセミナーを定期開催しています。

次回は「アニメxテクノロジー」をテーマに日本デジタルゲーム学会理事の三宅陽一郎さんをゲストにお迎えし、レギュラー登壇者の数土直志さん・平澤直さんとアニメxテクノロジーの最新動向を語り尽くします!


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井木康文 (日本経済新聞社)

日本経済新聞社デジタル事業部の井木康文です。NサロンとCOMEMOディレクター。 アニメビジネス・野球・新日本プロレス・eスポーツビジネスなどのイベント企画がメインの業務です。

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