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花王の株主総会にみるESG投資の主流化

3月26日に花王が定時株主総会を開き、その際の質問事項を公表しました。主な質問事項としてESG関連及び人財関連が掲載されています。

ESG関連として1)紙おむつの環境対応、2)海外子会社の不正経理問題や品質不正問題への対応、3)ESG経営や内部統制に関する監査役の活動、人財関連として1)従業員の離職率、2)働き方改革や副業等に対する取り組みを挙げています。

同社は設備投資の実施基準にESGの視点を取り入れるとの報道が話題となり、その結果として上記のようにESGに関する質問が増えたとも考えられます。しかしこれは同社に限った話ではなく、統合報告書を発行していたり、SDGsへの準拠に言及したりしている企業は、機関投資家からのエンゲージメントに限らず、早晩株主総会でこのような質問が増えてくると想定した方がよさそうです。

これまではESG投資についての盛り上がりについて認識しているものの、関連する質問を受けたことがないと答える企業がほとんどでした。しかしそれもこの株主総会の質問をみると、その状況は今後大きく変わるとみています。

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日本サステナブル投資フォーラム運営委員 青山学院大学非常勤講師 近著に『ビジネスパーソンのためのESGの教科書 英国の戦略に学べ』 ※執筆者の個人的見解であり、日本総合研究所の公式見解を示すものではありません。
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