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新しい”キーワード”を様々な角度から眺めることで深まる理解

先週はPlug and Play Japanの年に2回あるDemo Day(成果発表会)の東京会場編、そして今週は京都会場編を開催しました。今期は東京・京都で91社のスタートアップを採択し、3ヶ月のプログラムを実施してきました。(大阪もあるのですが別スケジュールで実施中!)

今回のSummit・・(私たちはDemo DayをSummiと呼んでいるので以下Summitと呼ばせてください)では新たにEnergy分野、New Materials分野のプログラムが追加され東京・京都合計で8つの分野のプログラムの発表が行われました。

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私たちMarketing TeamはSummitの企画・運営全般を担当するのですが、チームのメンバーが増えた今でも私がやらせてもらっているのが、冒頭のDirector(プログラム責任者)のOpening Remarksの資料作りです。

全体のストーリーラインはDirectorに作成してもらうのですが、スライドを”Opening"らしく作り上げていくのが仕事なのですが、毎回産みの苦しみはあるものの学びが多い仕事でもあります。

入社した当時は4つの分野だったのが今や8つ。FintechやInsurtechは前職の経験からイメージできるものも多く、また表現を発展させたり追加の要素を当日プレゼンするDirectorたちに提案することもできたのですが、今回追加になったEnergyとNew Materialsは本当に難しかった・・。

それでも毎回Directorたちがどんなことを伝えたいのかを聞いて、形にしていくときに色々なことを調べることが、新しい学びに繋がっていることが楽しく、そしてありがたいなと思っています。本当はここで制作したスライド、お見せできればいいのですが参加者限定ということで、ご興味ある方はぜひ次回ご参加ください!

今回、東京・京都で8つの分野のスライドを作っていく中で、どの業界でも共通しているキーワードがいくつかありました。それが「デジタル」や「カーボンニュートラル」、「サステナビリティ」です。

「デジタル」に関してはデジタルトランスフォーメーション(DX)に取り組み企業が多く、プログラムでも様々な分野においてソリューションを提供するスタートアップが採択されています。概ね全ての分野において使われているキーワードだと思います。そして今回から始まったEnergy分野はもちろん、MobilityやIoT分野でも「カーボンニュートラル」「サステナビリティ」については様々なスタートアップが採択され発表を行いました。

今回スライドを作っていくときに、「カーボンニュートラル」を中心にもう少し勉強したいなと思って色々記事を見ていたのですが、その中で出てきた言葉が”グリーントランスフォーメーション”です。デジタルトランスフォーメーションをDXというのに対して、こちらはGXと表記します。そしてカーボンニュートラルを実現するためにGXを推進するためには、DXの推進が必要です。単なるキーワードではなく、目標達成のための掛け声として両輪で推進していく必要があります。

先月頭に出たこちらの記事でも脱炭素の話だと思って読み進めていたらGXの話も。ちなみにこの記事に出てくる仏ギャラリー・ラファイエットとはフランスのチームがプログラムを実施しています。

それぞれのキーワードは日々のニュースで見たり、仕事で関係することもありますが、分野や業界を跨いでそのキーワードに触れる機会を作ることで、より重要なポイントや新たな角度からの理解が深まります。DXも「あちこちで使われているな」から「どんな分野やカテゴリで使われているのか」を見てみて、違う触れ方をぜひしてみてはいかがでしょうか。そしてもちろんGXも注目ですね。まだ日経新聞の検索では20件くらいしか記事がヒットしませんでしたが(DXは2,700ほど)これから増えていきそうです。

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