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ケンカして途方にくれたら感謝する

コロナの収束が見えない中で、自宅から仕事をしている人が沢山いらっしゃることと思います。

私もその一人ですが、小学校に通う子どもたちの夏休みが始まり、お昼ご飯の用意や、暇を持て余した時の対応など、これまで会社にいれば意識することのなかった、育児のあれやこれやが始まりました。

この記事からは、夫は能天気で、育児に自分も関わるようになって家族との絆が深まっていると自己満足をしている一方で、妻は、夫や子どもへのイライラが募り、ストレスがたまっている様子が伺えます。

考えてみれば、たとえば子どもの夏休みは毎年来ているわけで、意識していなかったのは夫だけです。共働きの妻からすると、働きながら創意工夫をしながら乗り越えてきているので、夫の能天気な発言や態度に、怒りを感じてしまうのにも頷けます。

その結果として、お互いがお互いの態度を理解し合えず、わだかまりが積み重ねっていき、思いがけず大きなケンカに発展していき、取り返しがつかない結果につながってしまうこともあるのではないでしょうか。

お互いが長く一緒に過ごすことで、最悪の場合は離婚にまで至ってしまうといったことが起きたら、それは誰にとっても不幸な話です。

何か良い方法があるのなら、できる限り対処したいことろです。


米国の結婚心理学者ジョン・ゴットマン博士は大量調査を行い、離婚しない夫婦としてしまう夫婦の差異を明らかにしました。

それはとても小さなことなのですが、長続きする夫婦は、お互いにちょっとした感謝と気遣いを日頃から沢山しているのだそうです。

・相手の好きなものを買ってくる
・うたた寝している相手に毛布をかけてあげる
・相手が嬉しいことを一緒に喜ぶ
・普段から感謝を伝える

言われてしまえば、やれば良さそうな当然のことばかりです。しかし、実際に理想的な態度を取り続けることは、そう簡単ではありません。

なぜ、感謝や気遣いをすることがそんなに良いのか、そのメカニズムを腹落ちして理解しない限り、行動は長続きしないでしょう。

まず理解したいのは、怒りは自分の身を守るための防衛感情だということです。我々は、自分の心身の安全を保とうとする際に、怒りを持って対応をする傾向にあります。

この書籍では、怒りに対抗する、感謝の効能をしっかり説明しています。

いつも頭に浮かんでくる批判的な考えは、本当は自分自身の考えではなく、古代から引き継がれてきた、生き残るための本能です。我々が、恐れ知らずになてっしまうことを防ぐために、必死で働いているプログラムなのです。

本能は「恐れることで生き残れる」と考えています。そして、幸せを味わっていたら、外部の脅威に気づかず、安全が損なわれると思い込んでいます。

常に用心深く周囲を伺い、いつでも脅威から逃げられて防衛できるように、準備をさせられているのです。悲しいことに、我々は、常に幸せを感じるのではなく、脅威を感じるように仕向けられています。

このプログラムが人類の生存にとって必要なものだったことは明らかですが、猛獣の存在しない現代においては、常に発動が必要な類のものではなくなっています。

米国インディアナ大学のステファン・ボージェス博士は、研究の結果から、感謝こそが、この恐れのプログラムを止めることを示しています。蛇に追いかけられるような状況では、感謝どころではないはずなので、頷けます。

感謝をしている時に、我々は安全を告げる神経系の合図に包まれることになるそうです。そして恐れは消え、怒りの発生源もなくなります。

元来感謝されると嬉しいものなのですが、それ以上に感謝をした人の心のあり様が大きく変化することが、着目すべき点です。

無駄な怒りに包まれないためにも、日頃から感謝する習慣が必要なことがよくわかりました。

あとは実践ですね。

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