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100人全員がマーケティング思考を持っている組織は強い

この2つの組織はどちらがマーケティングの成果が出やすいだろうか?

1. 1人の優れたマーケターがいる組織
or
2. 100人全員がマーケティング思考を持っている組織

自分の考えです。

成果を出しやすいのは、
2. 100人全員がマーケティング思考を持っている組織
だと考えています。

10年以上マーケティングの世界に関わってきていて、一番成果が出た組織はこのような特徴がありました。

・誰に聞いても市場規模、競合、差別化要素、顧客課題についての考察が論理的かつ意思を込めて返ってくる

・誰が偉いとか、誰が担当とかではなく、顧客・市場に対して一番詳しい人が決める

ちなみに、その組織にマーケティング部はありませんでした。

マーケティングという言葉を使わなくても、全員がマーケティング思考をもっている。

全員が顧客の課題を解決することに当事者意識をもっている。

だから、
・戦略と実行が繋がっている
・意思決定が早い
・仮説を検証して次のアクションにつなげる

といった、マーケティングの現場で重要だと言われていることを抑え成果を出せるのだと感じました。

1人の凄いマーケターがいるわけではなく、全員がマーケティング思考をもっている組織をつくれると、より日本の産業にとってプラスになるのではないか?

仮説

マーケティング思考を身につけるべきはマーケター以外

マーケターの筋トレと提唱しているマーケティングトレースは、マーケターではない、事務職やエンジニアといった方々にこそやってもらいたいと考えています。

■職種越境の考え方
営業×マーケティング
デザイナー×マーケティング
エンジニア×マーケティング
総務×マーケティング

といった、マーケティングは掛け合わされた時に威力を発揮する領域だと考えています。

Next CMOの育成を掲げて作成しているマーケティングイネーブルメントも、「異職種からCMO候補育成」に挑戦もしており、良い成果も出せてきている手応えがありあmす。

マーケティング思考はマーケターだけのものではなく、
・仕事の意味を再確認し
・顧客に価値を届けて成果を出す
ために重要なものと捉えていきたい。

そういえば、これからは1億総マーケター時代と誰かと話しているときに盛り上がった記憶があります。

マーケティングの仕事は複雑に考えないようにしたい。

戦略を考える時も「シンプルに言語化する」を大切にできると共通言語がつくりやすいと考えています。

マーケティング思考を、より多くの人・組織に根付かせるために、これからも頑張っていこう。