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テックと社会についてのパブリックなディスカッションの必要性〜年次目標に掲げたFBのCEOだけでなく

毎年話題になるフェイスブックのマーク・ザッカーバーグCEOの新年の年次目標ですが、今年は『社会におけるテクノロジーの未来〜機会、挑戦、希望、懸念など〜をテーマにした公開討論を開催すること』だそうです。

異なる分野のリーダーや専門家、地域社会の人とさまざまな形式や場所で討論の場を持つ計画で、詳細は今後決められるとのことですが、討論は全てFacebookとInstagramのアカウントや従来のメディアを通じても視聴できるようです。

フェイクニュース、ヘイト投稿、スマホ中毒、データ流出など、日々問題が指摘され、世界的な規制の枠組も議論されつつある中で、20億人以上の利用者を持つ会社のCEOの考えが公開の場所で共有し、専門家や一般の利用者の声に耳を傾ける機会は、とても意義のあることだと思います(もちろんPR的な要素もあるとは思いますが)。

一方でこの目標、そして関連の記事を目にする中で思ったのは、こうした「テクノロジーが社会にもたらす影響力」に関してのディスカッションや議論は、フェイスブックのCEOによる討論のみならず、学校、職場、家庭など、より広い場所やコミュニティで行われていくことが必要なのでは、という点です。

自分の個人情報や行動履歴がどのように収集され、それが企業や政府、第三者などにどのように活用、そして時に乱用されるリスクがあるかなど、もっとパブリックな会話が広がっていくことの重要性を感じます。例えば共通のハッシュタグを決めたり、毎月テーマを決め、各地域でミートアップを開催するなど、グローバルでローカルなディスカッションが広がっていくといいですね。

少なくとも個人的にはそのような機会を小さなレベルからでも作っていこう、と考えを抱くきっかけになりました。noteでも折に触れて気づきや学びを共有していきたいと思っています。

最近ではGAFAなどのIT大手企業に対する規制に関しても国内外の政府でも議論されていますが、欧州においてはデータブローカーと呼ばれる、より精緻に個人データを取り扱う企業群があり、そうした企業に対する規制の議論も今後始まりつつあるようです

自分がフェイスブックやインスタグラムにアップしたランチの写真など、見られても構わないと思う人もいるかもしれません。気づかないところで収集されている個人情報、行動・閲覧履歴などがどのように自分の脆弱さをもたらす可能性があるかなど、例えば以下の動画を見ることでその深刻さを感じられるかもしれません。

このTEDxトークのスピーカーはFTのヨーロッパのテクノロジー担当の記者で、一貫してこのテーマをフォローされています。自分もまだ興味を持ち始めたところですが、ご興味ある方がいたらこんなテーマでぜひディスカッションをしてみたいです:)

*Cover Photo by Sara Kurfeß on Unsplash


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