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高年収の未婚男はどこにいる?

婚活市場において、女性が求める相手の男性の年収条件が600万円以上だとか、よく話題になりますが、日本の未婚男性がそんなに高年収であるはずがありません。

未既婚合わせた全国の平均的な年収である400万円を基準にしても、20~50代未婚男性のうち、400万円以上稼ぐ未婚男性はたったの27%です。

それについては、以前こちらの記事に書きました。

高年収の未婚男性なんてこの世にいないのか?と言うと、いることはいます。では、年収1000万円以上の未婚男はどこに生息しているのでしょうか?

2017年就業構造基本調査から調べてみました。

圧倒的に東京一極集中、44%と半分近くが東京に住んでいます。

驚くのは、東京・神奈川・埼玉・千葉といういわゆる首都圏の一都三県だけで全体の63%を占めます。高年収狙いの女子は、いますぐ首都圏に来た方がいいかもしれませんよ。

「そもそも首都圏しか稼げない」という経済構造の話にして、簡単に終わらせることもできますが、「東京には、高年収でも結婚できない男しかいない」とか、「東京で金を稼いでいる男は結婚に興味がない」とか、いろいろ因果を推論して楽しむこともできますね。

では、200万未満の低年収の未婚男はどこに生息しているでしょうか?そちらも調べました。

こちらも1位は東京ですが、構成比は12%と激減します。一都三県構成比も同様に下がり、今度は一都三県以外の構成比が全体の69%を占める逆転現象になります。

上記ふたつをまとめたグラフが以下です。

1000万円以上の年収の既婚と比較しても一目瞭然なように、やはり東京は高年収未婚男の比率が高いようです。ちなみに、200万円未満の構成比は人口構成比とほぼ同じです。興味深いのは埼玉。すべての構成比が6%とバラつきがありません。ある意味では、バランスがいいと言えます。

高年収の未婚男は、圧倒的に東京にいるにも関わらず、東京の男性の生涯未婚率は26%で全国3位(2015年国勢調査より)です。同様に女性の生涯未婚率も19%で全国1位です。年収の高い男が集まる東京なのに、未婚率が高いという事実はどう受け止めればよいのでしょうか?

「金がないから結婚できない」という未婚男の言い訳はよく耳にしますが、「金があったところで結婚しているとは限らない」のです。

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荒川和久/「結婚滅亡」著者

長年の会社勤めを辞めて、文筆家として独立しました。これからは、皆さまの支援が直接生活費になります。なにとぞサポートいただけると大変助かります。よろしくお願いします。

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11/13に新刊「結婚滅亡」が発売です!他著書「ソロエコノミーの襲来」 「超ソロ社会」「結婚しない男たち」等。東洋経済等でコラム執筆したり、テレビ・新聞によく出ます。独身研究家として活動させていただいてます。メディア出演・執筆・対談・講演のご依頼はFacebookメッセージから。