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キャリアアップしたいなら、やはりコンサル業界がお勧め?

このような記事を見ました。コンサル出身者が、スタートアップ支援などで活躍しているようです。

10年前も今でも、コンサルティング業界、とりわけ戦略コンサルティング業界は、キャリアアップの定番なんじゃないでしょうか。

今日は主に大学生や若手社会人の方向けに、キャリアアドバイスしていきたいと思います。

コンサル業界は、東大生、京大生などの就職人気ランキングで常に上位に入ってきます。

(1) コンサル業界の全体像

今回解説をしていくにあたって、いくつかコンサルの種類について話したいと思います。

戦略コンサルは、大手企業や外資系企業の中長期の戦略策定の支援をします。

具体的には企業の経営課題を洗い出し、その解決方針を定め、実行のプロセスまでを策定していきます。

これはつまり、企業全体の方針決めに関わるため、少数精鋭で非常に能力が高いコンサルタントが所属しています。

マッキンゼーやボストンコンサルティンググループ、ベインアンドカンパニーのいわゆるMBBは、この戦略コンサルを代表する外資系コンサルのトップ中のトップで、毎年わずかな人数しか新卒も取りません。企業によっては、一度インターンの選考に落ちると、その後2年間は同じ企業の選考を受けられないということはよくあります。

日系ファームでいうと、ドリームインキュベータがこれにあたります。

総合コンサルは、事業領域を限定せず、戦略策定、システム導入、業務改善、組織改革など幅広くコンサルティングを行うファームです。
企業規模が大きく、現在も拡大を続けていて、システム部門がその成長の下支えになっているファームも有ります。

中でもBig4と呼ばれるデロイト、EY、KPMG、PwCという会計系のコンサルティングファームは世界的にも有名で、ビジネスの規模も非常に大きなものになっています。

また就職ランキング上位に必ずといっていいほど入ってくる、アクセンチュアは外資系総合コンサルの中心核で、日系コンサルのベイカレントも総合コンサルといって差支えないです。

この総合コンサルに一般的に近いのが、ビジネスコンサルや総研といったコンサルティングファームの企業群です。

ビジネスコンサルは、会社の経営から事業までビジネスに関わる全ての領域に対してコンサルティングサービスを提供しています。
日系だと、特に日本やアジアを中心としたビジネスを展開している、アビームコンサルティングはここにあたります。

また総合研究所やシンクタンクと呼ばれるところは、証券会社や銀行を母体に持ち、市場調査や各業界の分析を行う目的で設立された研究機関です。
近年は蓄積された経験を活かして、民間企業向けの経営コンサルティングや官公庁向けのリサーチを行っていて、なんならこっちがメインです。

日本のコンサルはこの分野が非常に多く、野村総研や日本総研、三菱総研など、大企業をバックとした企業が多く存在しています。

ITコンサルはこのような総合系のコンサルとは異なり、大手企業の基幹システムの刷新や、パッケージの導入を中心に、付随する業務の改善やIT戦略の立案も手掛けるコンサルティングファームです。

近年のIT化の進展によって経営とITが密接に関わるようになったことから急速に事業を拡大し、経営戦略策定を行うファームもあります。
また、AIなどの最新技術の活用やビッグデータの処理に強みを持つファームもあります。

日系で言えばシンプレクスやフューチャーアーキテクト、外資なら日本IBMなどがITコンサルの代表格に入ってきます。

今紹介した主要な部類以外にも、例えば企業買収M&Aに強みを持つファームであったり、中小企業向けのコンサルティングを行っているファーム、人事、事業再生など、それぞれ経営の中でも、個々の課題に特化したコンサルも多く、業界内はひしめき合っていると言えるでしょう。

(2) 働き方や働いている人の違い

これだけやっていることや、日系外資が混在しているので、もちろんそれぞれの企業ごとに、働き方や文化が全然違ってきます。

例えばMBBのような戦略コンサルは、とにかく成果主義のため、仕事において何を成し遂げたかを重視しています。

社内の評判が良いとプロジェクトのオファーも多くなっていきますが、評判が悪いとプロジェクトのオファーが来ない状況が続いてしまい、非常に窮屈な思いもするでしょう。

自分の意見を持つことや常に自分を表現をすることが、生き残っていくために求められてきます。

これは総合コンサルでも同じことが言えます。
アクセンチュアやデロイトでも、社員が求められるスキルは、論理的思考力、コミュニケーションスキル、成長意欲と、自分から向上心を持って動くことができる人材が重宝されます。

ただ総合コンサルは人を大切にしている企業風土があり、長期で見て社員を育てることを重要視しているファームも多いです。

KPMGはまさにこのようなファームの代表格であり、またEYなども他ファームと比較して、組織の壁が低く、協力してやっていく印象が強いです。

外資系がこのような感じである一方で、日系ファームはどうかというと、非常によく似ているといえます。

ドリームインキュベータやベイカレントなどはいわゆる「体育会系」の社員が多く、上下関係が強い雰囲気が感じられます。

逆に野村総研やアビームコンサルなどは、割とおとなしめの社風であり、穏やかな人が多いです。

ただこのようなファームでも、器用貧乏的なゼネラリストは生き残りにくく、役職が上がるにつれて、自分の専門性を持つことを求められます。

(3) めがねシャチョウのおススメするコンサル、入ってはいけないコンサル

最後にめがねシャチョウが勧めるコンサル、入ってはいけないコンサル社、についてですが、基本的にはコンサルはお勧めしません。

ただし、「個人でものし上がっていける自信がある人」が「外資の超一流コンサル」に入るのであれば、これは一つ考えるべき選択肢であると言えます。

従来コンサルのビジネスが成り立っていたのは、経営における非常に重要な情報や知見を、普通の企業には分からないけど、経営戦略を立てるプロであるコンサルは知っているという情報の非対称性があったからです。

しかし今では、このような過去の経営における知見の多くがデータとして蓄積され、理論となり、それを誰でもアクセスできるような時代になっています。インターネットでも世界中の情報にアクセスできます。

コンサルだけが最強という時代は既に終焉しているため、安易に「コンサル=ナンバーワン」とは思わない方がいいです。

ただし、将来自分で事業を起こすような人材になりたかったり、企業経営の中心人物になりたいと思っている人にとって、コンサルの厳しい成果主義の下で修行を積むことは、自らチャンスを勝ち取っていくための経験値になるため、これは非常にいい経験だと言えます。

しかし、これをするならば、その環境が緩いものであっては全く意味がありません。


なのでめがねシャチョウとしては、どうしてもコンサルに行きたいという人は、その覚悟を持ったうえで、MBBやBig4といった、外資の中でもトップの手段に身を置いて、5年程度は経験を積むべきだと、個人的に考えています。

ぜひ参考にしてみてください。

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