スポーツ選手のセカンドキャリア支援に”複業”が注目されている理由
日経COMEMOのKOLをしております、大林です。60,000名以上が実名顔写真付きで登録する複業マッチングプラットフォーム「複業クラウド」を運営する株式会社Another worksの代表をしております。
今回は、現在キャリアにおいて課題視され、日経でも度々話題に挙げられている「スポーツ選手のセカンドキャリア」について取り上げます。
こちらの記事で掲載されているインタビューで、車いすテニス 国枝慎吾さんは「スポーツ選手がセカンドキャリアを築くことは、難しさもあります」と語っており、選手引退後の目標設定の難しさに触れています。
そこで注目されているのが、スポーツ選手のセカンドキャリア支援です。
先に紹介した日経記事では、ユニクロ社の取り組みが紹介され、「次世代の選手育成」などの形で引退後もスポンサー契約を継続し、選手のセカンドキャリアにおいて新たな連携の形になっているといいます。
また、プロバスケットボールB2の「青森ワッツ」では、引退後のプロ選手のセカンドキャリアとして、リンゴ生産者として働ける体制を準備しているといいます。選手は、リンゴ栽培の傍ら、地域の子どもたちにバスケットの講師として指導ができるようにするとのことです。
そんな中、セカンドキャリア支援において注目を集めているのが「複業」です。
現役スポーツ選手が、企業に「複業」という形で参画し、社員と共に実際のプロジェクト遂行をしていきます。
注目を集めている理由の1つは、スポーツ選手が「スポーツを続けながらビジネスの場でも挑戦ができる」という点です。
セカンドキャリアが見えない中で現役を引退することは、スポーツ選手にとって大きな不安を伴います。特にビジネスの場に挑戦したいという場合、経験したことのないが故にイメージがつかず、「本当に自分がやりたいことなのか」「自分に合った仕事なのか」などが分からないリスクのあるキャリア選択となります。
そんなとき、「複業」であれば今ある環境を大きく変えることなくビジネス経験を積むことができます。実際に会社に複業参画し、業務をすることで「自分の持つ強み」や「やりがいや趣向性」を自己認識することができるのです。
さらに、スポーツ選手を受け入れる企業にとっても大きなメリットがあります。現役スポーツ選手の持つプロ意識やチームビルディング、モチベーションコントロールなどはビジネスの場面でも求められる資質です。現役スポーツ選手と社員が共に業務をすることで、社員のリスキリングやパフォーマンス向上に大きく貢献します。
実際、弊社でも現役Jリーガーの丸山祐市選手に複業参画いただいており、先日社内限定特別講演を実施いただきました。
丸山選手が大切にしているファンとの向き合い方やプロ意識、すぐにでも実践できるモチベーションコントロール法をお話いただき、メンバーも自身や業務に当てはめながら参加していました。
ここまで、今話題の「スポーツ選手のセカンドキャリア」について日経記事を参照しながらご紹介してきました。今後も働き方やキャリアの最新トレンドについて取り上げていきますので、是非チェックお願いします!
大林 尚朝 / NAOTOMO OBAYASHI
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