そうか、パンツじゃ仕方ない。 ~ 一言切り抜きfrom日経#149
あまりにも最高のセリフが載っていたので、取り上げざるを得なかった。
7月22日日経朝刊。「アパレルの非常識」の連載、TOOTの枡野恵也社長の記事より一言切り抜き。
>転職の意思を伝えると、ライフネット生命の首脳陣に引き留められた。同業他社や異業種の大手に移ると思われていた。「違います。パンツ屋になります」。そう言い切ると快く送り出してくれたという。「そうか、パンツじゃ仕方ない」。惜別の一言が耳に残る。
何かを辞める時は常に、特別なドラマと別れの言葉があるだろう。
24年前の4月頃。
僕が工学系大学院を辞める時、
「辞めてどうするの?」と言われて、
「コピーライターになろうと思うんです。」と答えた時の
教授の一言も意外だった。
「研究室の後輩に、電通辞めた奴いるから紹介しようか。」
そして、紹介されたのが、上田壮一さんだった。https://www.thinktheearth.net/jp/about/organization/staff.html
しかも、家もお互い50mしか離れいないという偶然。
仕事を始めて3年経った頃。とっても苦しかった時、
話してとっても楽になったのも、上田さんだった。
そんな、辞める時の話も色々と面白いのだけど、
もう1つこの記事で気になった一言がある。
これ。
>基本は一回生産のみで売り切り、新商品は年間200種類にもなる。アパレル業界の常識に反した異素材の組み合わせや原色を使った多色展開も特徴だ。男性の体形に合う立体裁断が基本。改良のため生地をミリ単位で動かし、1つの商品で試作品を10回以上作ることも珍しくはない。「他社からしたら『マネしたくない商品』でしょうね」と枡野は冗談めかす。
どうしても、コンセプトとアイデアを生業にしている以上、模倣されてしまう。それについて、今週も、弁護士さんと楽しく激論を交わしたばかりだ。
そういうとき無意識のうちに考えているのは、「マネされないにはどうするか。」だと思う。
「マネしたくない商品」「マネしたくないコンセプト」「マネしたくないアイデア」って考えたことはなかったなあ。
と、1粒で2度おいしい記事だった。
全文はこちら。パンツも買ってみよう。
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