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編み物と経営 またはニットの面白さと可能性

編むことで生まれる特徴

記事にて紹介されているニットのバッグは、その編み方により、縦に伸びず、横には伸びるという特徴があるそうです。バッグの使い勝手として、適した方向への伸縮性を持たせているとのこと。

友人が開発したニットのパッキング用品も、面白い特徴を持っています。中に格納するものに合わせて、どんな形にもぴったり包み込み、傷から守ります。ニット素材の特徴を活かして、伸縮性と、ひっかかりによって、ぴたっと止まり、勝手に梱包が解けることが少なくなっています。

解いて編み直すこと

編み物は、毛糸や綿糸などの紐状の素材が、複雑に絡まっているように見えます。が、編まれたものは、綺麗に解くことができます。無秩序な絡まりではなく、秩序だった編みの状態だからこそ、狙い通りの効果を得ることができ、何度でも作り直すことができます。

上記には、次のように書かれています。

ジョージア工科大学の准教授であるマツモト博士は、編み物が持つ究極の可能性に関する「結び目理論(Knot theory)」の研究を行っています。それは、日常的に用いられる生地素材の伸縮性や耐久性といった構造的な特性が、編まれ方によってどのように変化するのかを分析する研究です。

「結び目理論(Knot theory)」とは、紐の結び目を数学的に表現することを目的とした学問で、低次元位相幾何学(ていじげんいそうきかがく)の基礎研究として欠かすことのできない分野となります。さまざまな結び目を持つ物体に備わる特性などを、深く掘り下げて研究しています。例えば、それが物理的な結び目である場合には、紐のねじれや圧縮による変形などが、布地の伸縮性にどのような影響を及ぼすのかを研究する、というものです。

esquire「編み物で世界最強の繊維を ― サベッタ・マツモト博士の挑戦」より

素材そのものを加工するのではなく、素材をそのままの状態で、関係性を変えることで、まったく新しい働きを生み出すことができる。

僕は今、経営について日々考えているのですが、そのヒントにもなりそうだと思いましたし、また、それ以外の様々な領域においても、何かヒントになりそうな気がします。

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