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「お食事会」市場で、外資コンサル、外資投資銀行が高い支持を得る理由(1)

外資コンサル、外資投資銀行、大手総合商社が合コン市場で人気である。

ある調査では人気上位30社のうち、外資コンサル、外資投資銀行、大手総合商社8社がランクインしたという。その根拠として上記の資料では、年収の高さを根拠に挙げている。しかし、合コンの人気と年収の高さには、論理的な因果関係があるとはいえるが、その太さはそれほど太くないと考える。

因果関係の太さ

因果関係には、太さがある。因果関係の太さとは、その原因からその結果が生まれる確率の高さのことだ。「風が吹けば桶屋がもうかる」の論理は、以下のように論理が進む。「風が吹く」⇒「砂が舞う」⇒「砂が目に入り、失明する」⇒……

昔は舗装された道路ではなかったので、風が吹けば砂が舞う確率は高いだろう。だから、因果関係は太いと判断する。しかし、砂が舞うと失明するというのは、その可能性がないとは言えないが、確率で考えた場合、極めて低い。だから、因果関係は太くない。

そして、合コンの人気と年収の高さには、それほど因果関係は太くないと考える。それは、外資コンサルも、外資投資銀行も、大手総合商社も、単位時間当たりの生産性ROIに対して、きわめて厳密なこだわりを持つからだ。

総合商社は意外におごらない

外資コンサル、外資投資銀行、大手総合商社に共通することは何か。想像を絶する激務であるということである。外資コンサル、外資投資銀行の中にも優秀な人材、そうではない人材がいて、そうではない人材は生産性を上げられず、激務の中身体を壊すこともある。一方、優秀な人材は押しなべて、生産性が高い。だから、同じタスクに対しても高い生産性で、組織の中で高い評価を受ける。また、ビジネスとプライベートのバランスを確保する。

生産性とは、投下時間に対するリターンの効率向上であり、合コンに対してもそれは当てはまる。だから、合コンの王者「大手総合商社」は、意外にも合コンでそれほどおごらない。

世の中、様々な領域でリサーチの専門家がいるもので、このサイトでは、非常に緻密なフィールドワークで、1次情報が収集されている。

そして、他の企業と比較し、合コンの王者「大手総合商社」は、意外なほど合コンでおごらない。半々ではないものの、取るケースが多いことが分かる。それは、ROIに対する目標設定が高いことに起因することが考えられる。

このように年収が高かろうと、合コンに対する支払いが渋めであれば、それは合コン市場で高い支持を得る理由として、年収が高いこととの因果関係が太いとは言えない。では、外資コンサル、外資投資銀行、大手総合商社が合コン市場で高い支持を得る理由はどこにあるのか。

高い支持を得る理由は、芸術、文化に対する理解、洞察にある

外資コンサル、外資投資銀行、大手総合商社が合コン市場で高い支持を得る理由は、芸術、文化に対する理解、洞察にあると考える。それはどういうことなのか、稿を改め、検討していきたい。


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牧田 幸裕 名古屋商科大学ビジネススクール 教授

名古屋商科大学ビジネススクール 教授。専門は、経営戦略、マーケティング、デジタルマーケティング、ラーメン。日経COMEMOキーオピニオンリーダー

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日経が推す各業界キーオピニオンリーダーたちの知見をシェアします。「書けば、つながる」をスローガンに、より多くのビジネスパーソンが発信し、つながり、ビジネスシーンを活性化する世界を創っていきたいと思います。 はじめての方へ→ https://bit.ly/2DZV0XM 【...
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