見出し画像

大企業を辞める同僚がカッコよく見えたことありますか?

最近、知り合いが国内トップクラスの大企業を辞めました。そのまま在籍していれば幹部や役員になることは間違いない方なのに。

その方のFacebookの退職のご挨拶のコメント欄には「えっ!まさか本当に辞めるとは!」「◯◯さんは辞めそうな予感がしていましたが、それでも本当に辞めるとは!」「本当に実行に移すところがカッコいいです!」などなどのメッセージが大量に並んでいました。

大企業を退職すると「カッコいい!」という反応が出る日本になってきたことに個人的にワクワクしています。それも大企業に残る同僚がそんな眼差しで退職していく仲間を見つめる日本っていい感じになってきたなと思います。

僕個人としては一億総スタートアップになればいいなと思っていて。

そんなことはあり得ないとわかっていながらもみんなが起業家精神を持って、学校に行き、家事をし、会社に行って働き、仲間を見つけて新規事業を興し、日々新しいサービスに想いを馳せる、そんな日本になれば家庭から社会全体にまで大小さまざまなイノベーションが日常茶飯事に起こりまくるのだろうと思っています。これこそが国の活力!

大企業、スタートアップをひとくくりに出来ないことはわかった上で、スタートアップの経営者として大企業の皆さまとお仕事をしていると、一番大きく違うポイントは時間感覚だなと感じます。

時々、「この方は不老不死の秘薬を手に入れたのかな?」と思うことがあります。この程度の意思決定にこれだけの時間をかけていたらプロジェクトを完遂するには2万光年はかかるのではないかと気が遠くなるのです。それくらい小さなことがなかなか決まらない。

スタートアップの最大の敵は時間です。成功でも失敗でもいいから一刻も早く結果を出すこと、その上で高速で改善を繰り返すことがスタートアップが生き残り成長する上で大事であって、「検討します」は意思決定能力の乏しさと映ります。

時間感覚は人生そのものに跳ね返ってきます!

30代後半になっても上が詰まっている大企業では若手扱いを受けることもしばしばです。スタートアップではベテラン扱いされ、20代、30代でどれだけの修羅場体験をしてきたかがその人の価値です。と、考えると修羅場体験さえさせてもらえずエネルギーに満ち満ちた若い時の10年、20年が過ぎていく人生は不老不死の秘薬を手に入れていないとしたらただただもったいない時間です。

じゃあ大企業を辞めてスタートアップに転職するか!?

そんな勇気はどこからくるのか?

もし転職に失敗したらどうする?

起業しても97%は数年で倒産するんだぞ!

収入はどうするんだ?

子どものこれからの学費は?住宅ローンは?

嫁が納得する訳がないし、ご両親に何と言うのか?

大企業に入社したあの日を思い出せ!これで人生の安定を手に入れた!と思ったあの日を!

などなど強烈なホメオスタシス(恒常性)が発動されます。そして今のこの状況を甘んじて受けよう、となります。いや、もうこんなことは二度と考えないでおこう、となります。

しかし今日は、こんな気持ちになる人のことをdisりたい訳ではありません。スタートアップからのポジショントークをしたい訳でもありません。

大企業を辞めていく人を1ミリも羨むことのない仕事をして欲しいな、と思うだけです。大企業を辞めていく同僚をカッコいいなんて思っちゃいけない!辞めるつもりもないのに「もし辞めるとしたら家族は何て言うかな」なんて考えてはいけない!ってことです。辞めるつもりもないタイミングでそんなことを考えたら自分のことが意気地なしに見えてきて、自分のことが大嫌いになります。

そんなこと考える暇があったら大企業を満喫して欲しいなと、大企業の中で起業家精神を発揮してイノベーションを起こして欲しいなと思います。自分で会社を選び、自分で入社を勝ち取ったあの日を思い出して誇りに胸張って自社ビルを見上げて欲しいなと思います。(しかし巨大ビルに毎朝8:30ごろに入っていく人たちは背中丸まってる人が多いなぁと思う。一瞬立ち止まって胸張って自社ビルを見上げるのをルーティンにした方がいいと思う。通勤ラッシュの時に急に立ち止まると危ないけどw)

僕も誰もが知ってるようなデッカい金看板背負ってビジネスしたいです!アポ取ることに全く苦労しない金看板が欲しい!資金繰りなんて考えることなくプロジェクトだけ集中したい!残業したら手当をくれるなんて最高じゃないですか!(残業は大嫌いだけど)

ってことで、愚痴るな!妬むな!羨むな!その道を選んだなら夢中になってその道を進め!みたいなことを言いたかったのです。

愚痴るな!妬むな!羨むな!その道を選んだなら夢中になってその道を進め!

追伸、大企業を辞めたその方は最終出勤日の夜、盛大な送別会を開催してもらいましたが、そのまま深夜便でシンガポールへ。チャンギ空港で待ち合わせして一緒に肉骨茶のお店に直行し早朝からミーティングが始まりました。働き方は生き方ですね。

最後までお付き合いありがとうございました。
皆さま、せっかく最後までお読みいただいたのでスキを押していってくださいませ。


この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?気軽にクリエイターを支援できます。

76
Aoki Yoshiya、1976年生まれ、大阪府出身、アナログとデジタルの融合をライフワークとし、ゼロ1に熱く取り組み、デザインを愛し、デザインを大切にするスタートアップが世界を変えると信じています。アドレスホッパーしながらMIKAWAYA21代表取締役しています。
コメントを投稿するには、 ログイン または 会員登録 をする必要があります。