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シェアードワールドと自律分散型社会

先日、渋谷のEDGEofにて、SDGsについてディスカッションする機会がありました。その際に、シェアードワールド(シェアードユニバース)の概念について、簡単に説明したのですが、とても盛り上がりました。

最近の成功事例でいけば、マーベルシネマティックユニバースの展開があるかもしれません。もちろん、これは著作権にもがっちりと守られ、統制された展開かもしれません。最もゆるいものであれば、日本の漫画の二次創作、コミケなどの動きがあります。マニアの方なら、クトゥルフ神話体系などがわかりやすいかもしれません。古くは宗教なども、この原点と呼べるものでしょう。

基本的な世界観を共有しつつ、様々な作家が、様々な物語をつくり、それらが繋がることで大きなうねりが生まれる。

このシェアードワールドのフレームは、様々な場面に活用できます。社会課題の解決につなげるムーブメントにも、企業のビジョンと契約している個々人(従業員など)の活動を結びつけることにも、コミュニティとそこから生まれる多種多様な活動の共有にも。

とくに、自律分散的な活動を目指すのであれば、必須とも言えるものになるのだと思うのです。ティール組織について興味を持たれている方にもお勧めします。

共有する世界観に立脚しながらも、自分ごととして活動することができる。これからの自律分散型社会においても、極めて重要な意義を持つものだと思うのです。生きること自体が、自分の人生を創作することと考えるならば、どのような価値を共有し、共に生きていくのか。そこを深く深く掘り下げていくことが大切な時期にきているのだと感じます。


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