シンガポール流 老後2000万の作り方

ファイナンシャル・プランナーの花輪陽子です。シンガポールの人は老後のためにどれくらい貯めているのでしょうか。

CPF という積み立て方式の年金に月収の 20%程度、それ以外にも 15%程度など多い人は収入の約1/3を将来に貯めているようです。

準富裕層や富裕層などは以外にも質素な人も多く、公共の交通機関を利用したり、消耗品にお金をかけないようにしている人も多いと感じます。

収入の1/3を貯めるのはなかなか難しいでしょう。日本とシンガポールでは年金制度も違い、自分の将来のお金を自分で貯める自力のシンガポールでは貯める意識が非常に高いと感じます。

また、医療費の自己負担も日本よりも圧倒的にシンガポールの方が高いのでどれだけ貯めても老後は安心だとは言えないようです。

将来的に日本も財政悪化から社会保障給付が現在よりもカットされる懸念はありますが、それでも現段階では恵まれていると言えるでしょう。

日本人の場合、具体的にどれくらいを将来に回したいかというと、私は手取り収入の4分の1貯金をすすめています。

なぜ4分の1貯金をするとよいのでしょうか。4分の1貯金をするには、手取り月収 20 万円の場合、15 万円で生活をして 5 万円を貯金として残すことになります。毎月 5 万円をためると3カ月で 15 万円、つまり1カ月分の生活費になります。

1年間継続すると、4カ月分の生活費になります。更に継続をしていくと 30 年間で 10 年分の生活費になるのです。

仮に年金支給開始年齢が 70 歳などに引き上げられたとしても 60 歳で定年退職をして年金がもらえるまでの無収入期間も同じ生活を送ることができるのです。

「四分の一天引き貯金法」は明治神宮の森を設計したことで知られる林学博士である本多静六博士(1866~1952 年)も提唱されています。

これは「あらゆる通常収入は、それが入ったとき、天引き四分の一を貯金してしまう。さらに臨時収入は全部貯金して、通常収入増加の基に繰り込む」というものです(本多静六『私の財産告白』実業之日本社)。

勤倹貯蓄の生活と投資をして大きな財産を築いたことでも知られている本多博士が生きた時代は年金制度が確立される前です。つまり、年金不安が広がる現代社会においても博士の考え方は大変参考になるものです。また、年金制度が若く、自助努力が必要な新興アジアの人達の資産運用は参考になります。

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