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マーケティングトレースのチェックシート×10-企業のマーケティング戦略を分析する時の参考項目-

マーケティングトレースに関して、最近よく聞かれる質問

マーケティングトレースのチェックシートはないですか?

マーケティングトレースをやってみたものの、このトレースが良いのか悪いのかの判断ができない・・・何かチェックシートのようなものがあったら助かります!というご意見をいただきました!

10項目のチェックシートを作成してみました!

広くは、仕事の中で企業分析をしたり、マーケティング戦略を考える際の参考にして頂けたら嬉しいです!

①ビジョン・理念などの事業背景を理解できている

優れたマーケティングは、事業の目的や解決したい社会や顧客の課題定義から生まれます。
事業や戦略の背景にある背景を可視化しましょう。

②PL・BSを中心に財務構造を理解できている

マーケティングとファイナンスは表裏一体です。
財務構造からビジネスモデルやマーケティング投資の根拠を理解しましょう。

③事業成長のプロセスが要約できている

トレースの基本は「時系列」に分析することです。
事業フェーズごとにマーケティングの打ち手がどのように変化してきているかを可視化しましょう。

④外部環境を機会と脅威の2要素を明確にできている

マーケティング思考とは市場から逆算して考えることです。
テーマ企業の経営・事業にとって、どんな機会・脅威が市場環境に存在しているかを可視化しましょう。

⑤その企業ならではの組織資源を特定できている

テーマ企業がもっている組織資源によって、展開できるマーケティング戦略は変わってきます。
ビジョンやミッションを達成する、他者と差別化を図ることを支える組織資源を可視化しましょう。

⑥マーケティングミックスの各要素とビジョン・戦略の因果関係を読み解けている

マーケティングミックス(一般的なフレームワークだと4P分析)を考える際は、各要素(商品、価格、物流・小売、広告)が事業の大目的とどのように繋がっているかを読み解けていることが理想です。

⑦マーケティング組織の立ち位置と目標を言語化できている

マーケティングトレースでは、仮想マーケターとなり組織を動かすアクションプランづくりもしています。
自分がそのマーケティング組織を率いることになったら、どんな目標をたて、他部署とどのように協調していくかを考えていきましょう。

⑧その組織のマーケティングKGI・KPIを仮説立てできている

組織の目的・目標をKGI・KPIの設計に落とし込むことは、マーケターの重要な役割です。
もし自分がCMOだったら、組織全体にどのような指標を設定するかを考えていきましょう。

⑨次の1年から3年で成長するためのマーケティング施策の打ち手を出せている

マーケターは、未来に対する時間軸を伸ばすことが重要だと考えています。
組織の中長期のビジョンや事業計画を達成するために、どんなマーケティングの打ち手が必要となるかを仮説をつくり言語化しておきましょう。

⑩打ち手は実現可能性とインパクトの評価をした上で有効的である

もし自分がCMOだったら?という仮説を立てていきますが、仮説であれば何でもOKなわけではありません。
実現可能性が高く、組織や市場に対するインパクトが出せる打ち手の仮説を考えましょう。


そんな全ては時間がなくてできないよ・・・というお声もたくさん頂きましたので、優先順位をお伝えします。

下記の3つの要素だけでも抑えてマーケティングトレースを実践してみてください!

①ビジョン・理念などの事業背景を理解できている

⑥マーケティングミックスの各要素とビジョン・戦略の因果関係を読み解けている

⑧その組織のマーケティングKGI・KPIを仮説立てできている

その他の要素は、徐々に意識していくと、トレースレベルも上がっていくはずです!


以上が、マーケティングトレースを実践した後にチェックしたい10項目でした!

ぜひご参考にしていただき、マーケティングトレースをより仕事に活かしていって頂けたら嬉しいです!