今日は、今すぐ転職を考えた方がよいヤバい会社、について解説します。
私もよく就職相談、転職相談を受けますが、たまに、そんな会社すぐにでも辞めたほうがいいよ、と答えるときがあります。特に、ベンチャー業界に在籍している方、今後の就職先として興味のある方は必ず最後まで見るようにしてください。
(1) 社長の言動を確認する
ベンチャー企業、大企業に関わらず、社長の言動を注意深く見なさい、と私はよく相談者に言います。
要は、社長がどれだけ、本業にコミットしているか、が非常に重要です。
社長が本業にコミットしている会社こそ、将来成長する可能性が高いし、社長が本業にコミットしているということは、組織、ひいては社員を大事にするからです。
本業を成長させるためには、組織力、人材力がないとダメですから当然といえば当然です。
例えば、西麻布や銀座など夜の街で飲み歩きすぎている社長だったり、平日からろくに仕事もせず、頻繁にゴルフに行き過ぎている社長だったりすると、転職を考えたほうがいいかもしれません。
私が、”しすぎている”、といっているのは、社長も人間ですから、たまに息抜きで夜の店に飲みに行ったりするのはいいと思うし、接待などでたまに平日ゴルフいくのもいいと思いますが、こればっかりは、程度問題かと思います。度が過ぎているかどうか、でしょう。
私自身も経営者として会社経営してても感じますが、会社は絶対社長の器、以上に成長しないと思うし、社長が社員にある程度は背中を見せていかないといけないと思います。
なので、社長が本業にやる気のない会社は転職を考えた方がいいかもしれません。
(2) 中小企業の情熱社長には気をつけろ
あなたが騙されてはいけない、そして転職を検討すべき、中小企業の情熱社長について解説します。
そういう社長ってすごい羽振りよくて、いい車乗ってたりします。
私の会社の近くに、フェラーリのショールームがあるんですが、いつもじろじろどういう人が来ているのか見てしまいます。
そういう社長は、お店でもいい店でシャンパンおごってくれたり、すごい場合は、物買ってくれたり、社員旅行連れてってくれたりするんです。
で、だいたいそういう人って、役員報酬も3千万円から5千万円以上取っててさらに交際費も年間制限ぎりぎり使ってます。
前に、知人の奥さんが言っていたことがあります。旦那さんが某企業のNo.2のポジションのようで、その旦那の会社の社長がその奥さんに、エルメスのバーキンを買ってくれる、と言っていると。その奥さんは、聞いている人に対してマウントとってるつもりだったかもしれませんが、まあ、旦那さん、バーキン買ってもらう前に、その会社やめたほうがいいんじゃないでしょうか、と思いました。
別に経営にも色々なスタイルがありますからいいと思いますが、ここで注意したいのは、こういう会社に限って、うちは、ベンチャーだ、って言って求職者や社員を騙します。普通に中小企業ではあるんですが、うちはベンチャー企業だ、といって、皆さんのやる気を搾取する可能性があるんですよね。
その会社は高い確率でベンチャーではありません。その社長についていくつもりなら、定年まで働くにもいいと思いますが、成長はあまり期待できないかもしれませんし、多分、社長がそんな感じなら上場はできない可能性が高いです。
何を会社や社長に求めるかにもよりますが、まあそういう社長と一緒にいても、人生は豊かにならないような気がします。
(3) 陰口、悪口が横行している職場
陰口、悪口が横行している職場は、即刻退職したほうがよいです。
昔、有名なサッカー選手の中田英寿さんが言っていて、なるほどなあ、と思ったことがあるんですが、中田さんが、趣味やプライベートな時間の話をインタビュー中に聞かれたんですよね。中田さんは結局、サッカーの調子が良ければ、何やっても楽しいし、サッカーの調子が悪ければ何やってもダメ、だから、結局、サッカーしかない、サッカーが自分の人生の全てを支配している、と答えていました。
なので、一番時間を使う職場での仕事の質とか、人間関係とかの質、とかうまくいっていないと、人生全てに影響してきます。
めがねシャチョウももうかれこれ10年以上会社経営してますが、うちでは極めて少ないですが、一般的に世の中では、人間関係が原因の退職が割と多いです。
なので、時間の多くを使う仕事、職場、での言動、人間関係、に悪影響を受けていると、日常、プライベートにも悪影響を受けてしまいます。
まあそもそもの話として、陰口、悪口を聞かされてばっかりだとメンタルもやられてしまいます。
こういうところからメンタルもやられてしまって、体調も悪化したりするので気をつけてください。
(4) 会社名が有名でも将来性の無い会社
有名な会社だからといっても、SNSとかでブイブイ言わせてる会社だから、といって、安心しないでください。
名前だけで会社を選ぶのはやめたほうがいいです。
有名な会社でもやばい会社、やばくなる会社、がある、というのはお伝えしたいです。
今有名な会社が10,20年後も有名な会社であるわけじゃないし、そのまま安定していることもないです。
特に、現在、インターネットビジネスが発達する過程で旧来型のビジネスモデルがどんどん破壊されています。その過程でつぶれる会社も出てくるでしょう。
私はスタンフォード大学のビジネススクールにいっていたのですが、よく比較されるハーバードビジネススクールでの逸話を紹介します。
ハーバードビジネススクールの学生の就職先で人気のある職業は、その後、衰退する、不況になる、などの傾向があるようです。
せっかくなら、株式投資じゃないですが、掘り出し物のような将来成長するような会社に就職したほうがいいと思います。
そもそも、みんなが良いと思うような会社に今更入ったところでうま味は少ないんじゃないでしょうか。
まあこれは今すぐ辞めろ、とまで言いませんが、将来性の無い会社にいても、人生いいほうにはいかない可能性が高いので、まあおいおい転職を検討したほうがいいかもしれないです。
(5) 衰退産業にはキャリアの早い段階で逃げなさい
これも一つ前と同じで、今すぐ、ではないかもしれないですが、衰退産業からはおいおい転職したほうが身のためです。
衰退産業にいると、将来的にポジションもなくなってきて、昇進もできなくなるし、収益、利益も減少してくるでしょうから、給料もあがっていかない、それどころか下がるかもしれないですよね。
転職しようにも、衰退産業だと転職先を見つけるのも難しいかもしれない。
一番ひどい場合には、自分が経験してきた業務が人口知能などにとってかわられて、もう経験が全く活きなくなるかもしれません。
例えば、自動車産業とか商社、銀行なども今人気があっても将来どうなるかわかりません。
今日は、転職を考えた方がいい会社について話しました。参考にしてみてください。