まちづくりと、NFT活用の可能性を考えてみた。
テレビや新聞では、IT業界の投資額も過去最高を記録。最新テクノロジーの技術の一つとして、NFT(非代替性トークン)については、日々新聞や、WEB記事で取り上げられることが多くなった。
しかし、まだまだまちづくりとNFTの可能性について議論している情報は少なかった。なので今回は『まちづくり×NFTの可能性』について扱ってみようと思う。同時に日経COMEMOで、『パーパス』についてのお題が出ていたので、それにも紐付けられたらと思う。
今回、私の気付きとしての結論を先に伝えると
最新テクノロジーのNFTは、決して魔法のツールではない。地域経済を維持していくためには、まず、ひとの熱量が中心にあるべき。
わたしたちジソウラボのパーパス(存在意義)は『つくる人をつくる』こと
その熱量がまず大きくあること。そしてその熱量を育てていく方法として、最新テクノロジーは活きるかもしれないということだった。
この気付きに至るまでの過程に、興味を持ってもらえる人がいたら、ぜひ以下の文章も目を通してもらえると嬉しい。
まちづくりのチームとテック勉強会
今回、私がメンバーを務める富山県井波に拠点を置くジソウラボでオンライン勉強会を行った。私たちのジソウラボは『つくる人をつくる』人材輩出のまちを目指している。そう、これがわたしたちのパーパス(存在意義)であり。地元出身の経営社7人が共有している概念である。
そんな私たちがサポートしていきたいのは『つくる人』。
現在の井波は彫刻家が200人以上いる彫刻のまちだが、100年後の未来は、彫刻はもちろん、それ以外の異なる分野の方が活躍している可能性がある。
だからこそ新たなテクノロジーを学び、まちづくりや、人材育成、また現在の伝統工芸の発展に活かせたらと考えていた。
どこから手をつけていいか分からなかった
しかし、TVで聞くブロックチェーンや、NFTなど、未来の技術が『つくる人』の経済圏にどのように生きるかがあまりイメージできていなーい!どこから学んでいいか分からない〜!という状態だった。
そんな中、地元出身の清瀬くんからのご縁で、その業界のプロフェッショナルである『24 karat』の小川 真輝さん、セス ルアンさんとディスカッションできる時間をつくってもらえることになった。
あまりにも初心者すぎては、失礼になる。
自分達で最低限勉強できることはしておこうと、参加者のみんなで中田敦彦のYouTube大学 『【NFTとメタバース】デジタル資産になぜ数十億円もの価値がつくのか?世界の未来はどう変わる?』などの動画や、日経新聞の記事を読み込み、事前に質問事項を考えた。そして少し緊張しながら当日の勉強会に臨んだ。
NFTの基礎を1時間で学べる、勉強会の内容を初公開!
1時間の勉強会は、新しい技術からは遠いところにいる私たちにとっては、決して簡単な内容ではなく。。。。わたし自身、頭をフル回転させながら食らいついていく状態。
当日の内容を、このnoteで全てご紹介するのはとてもむずかしい。でも少しでも学びのエッセンスを届け、まちづくりでの導入の可能性を今後もディスカッションしていきたいと考えていたところ、当日の資料やオンライン動画を公開させてもらえることになった。
NFTとはなにか?という初心者向けの情報も話していただいているので、ぜひ、基礎から学びたい方に見ていただけたらと思う。そして各地域での事例や検証結果のシェアがいろいろな場所で起こっていく未来を期待したい。
まちづくりで活かす方法のディスカッション
様々な事例を学んだ上で、井波でどう活用できるのか?については、たくさんのアイディアをもらった。
その内容を簡単にまとめると、まちづくりにおいて、未来への想いを持ち、その想いを共感する方々を増やしていく。
その上で、その熱量をトークンを活用し、見える化したり、経済圏として構築できることが出来るかもしれないということ。
NFTやブロックチェーンは魔法のツールではなく、まずは『ひとの想い』が源泉にあるべき。その上で、トークンを活かした関わり方や貢献の仕方をみんなでデザインしていく順番が大切だということ。
ディスカッション部分がとても盛り上がったので、詳細は動画を見ていただけたらと思う。
まちづくり×NFTの実証実験はこれから
ジソウラボでは、100年後の進化の源泉をつくることを目指し、『つくる人をつくる』人材輩出の街でありたいと考えている。それがチームで共有しているパーパスであり、その思いを原動力に動いている。
そんなわたしたちと、まちづくり×ブロックチェーン(NFT)についてディスカッションをしてみたいという方がいたら、ぜひつながっていけると嬉しい
。
企業でもない、個人でもない、まちづくりのパーパスの実現に向けた動きは、とても面白い時間になるのではと私たちは考えている。