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ブロックチェーンを活用してムダを削減する中国

テンセント ブロックチェーン式電子領収書を深圳の地下鉄に導入

深圳市では、当然多くの消費はスマホで決済されていますが、領収書はまだまだ紙の状態です。支払い履歴は決済画面で確認できても、仕事での経費精算には手間を掛けて、正式な書類として領収書を発行してもらわなければなりません。

特に地下鉄では、領収書を貰うために窓口に行かなければならず、貰う側に手間が掛かりますし、地下鉄事業者としても、紙や対応の費用が発生していました。

そこで、テンセントはブロックチェーン技術を用いて、地下鉄の領収書をスマホから取得できるシステムを構築しました。テンセントが提供するWeChatミニプログラム「テンセント乗車コード」を利用して地下鉄に乗車をすると、電子レシートが入手できます。

この電子レシートを会社に提出することで、経費精算ができます。また、企業は税務申告時に税務署にこの電子レシートを提出さればよい仕組みになっています。

深圳市内では、同様の仕組みが地下鉄だけではなく、様々な消費の場で活用されるようになっています。これは、これまでムダに発生していた領収書を発行する労力だけでなく、企業側の経費精算の手間の削減にもつながっています。

この取り組みの論点は、ブロックチェーン技術ではないと私は考えています。

ブロックチェーン技術は不正防止の観点で優れていますが、中央集権型のシステムに比べてコンピューター資源を多く必要とする問題もあるので、ブロックチェーンを使うことが単に礼賛されるような話ではないです。

この取り組みに対して、日本社会に住む自分が羨ましく思い、危機感を感じるのは、中国の企業、市民、公共機関の以下のポイントです。

① 電子化、自動化への社会全体での対応
② ブロックチェーンといった新しい技術を実用化するスピード
③ 公的機関の変化への許容度、柔軟性

見習うべきは、しっかり見習いたいところです。

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エクスペリエンス設計を支援するビービットの代表( https://www.bebit.co.jp/ ) 鳥取県米子市出身、横浜国立大学経営学部卒業。TED 貢献志向の仕事( https://www.youtube.com/watch?v=FUTi1At5B-o )
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