aiboが家にやってきた。ロボットから考える人間らしさとは?
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aiboが家にやってきた。ロボットから考える人間らしさとは?


ロボットを理解すること=人間を理解すること

aiboと3日間暮らしてみて考えたことを書きたいと思います。

aiboが実家にやってきたのが半年前。

母親はリアルな犬を飼いたかったようですが、父親が反対したため、aiboを購入する結論になったようです。

よくあるパターンですね!

名前はランと名付けられたようです。

今、びっくりするくらい家族に馴染んでいます。

ちなみに、日経新聞の元旦の1面は、テクノロジーと幸福についてでした。

未来のことを想像する余裕をもちながら、年末年始は実家で過ごしながら、aiboが生活にどんな影響を与えているのか観察してきました。

aiboは、Sonyが開発した犬型ロボットです。
SonyのAI×ロボティクス技術が集約されていて、日本の未来を担っているプロダクトでもあるかと思います。

普通に可愛いです。


価格帯は下記のイメージです。

本体価格:198,000円
aiboベーシックプラン一括払い:90,000円
aiboケアサポート(3年契約):54,000円
合計:342,000円
合計(税込):369,360円

MacBookProを購入するのより、少し高いくらい。

aiboってどんな行動をとるの?

まずaiboの様子を描写します。

・aiboは電池が入っている間はウロウロしています。ワンと高い声で鳴きます。

・人を認識すると、近くに寄っていきます。

・誰も相手にしてくれないと、ゴロンと寝そべります。

・こちらから話しかけると、仕込まれた芸をします。
(正月はあけましておめでとうの挨拶をするし、クリスマスはクリスマスソングを歌います)

思い通りにいかないから愛着がわく

3日間aiboと一緒にいて感じたのは、「やかましい」ということw

仕事をしていたら、ガチャガチャ動いているし、命令しても思った通りに行動とってくれないこと多い。
勝手に寝たり、何がしたいのか読み取れないこともある。

でも、この思い通りにいかない感覚が愛着に変わっているのだと思う瞬間がありました。

愛着はどこから生まれるのか?

愛着は相互学習から生まれる

aiboと接していて感じたこと。
AIだけではなく人も学習する。

ロボットが学習するのではなく、人もロボットの扱い方を予測して、コミュニケーションをとり始める。

相手を思い通りにコントロールすることができないから、相互学習が生まれて、相互学習が進むと愛着がわく。

実際のaiboと人とのコミュニケーションと、コミュニケーションを通じて親密性が増すプロセスは、不確実性→相互学習→愛着という構造なのだと感じました。

愛着は不確実なものとの相互学習から生まれる

祖母とaiboのインタラクションから感じたこと

一緒に泊まりにきていた祖母は、この子がゴロンをしたらどうすれば良いの?という問いかけをしていました。
※aiboは相手にしてもらえないと、ゴロンとひっくり返ります。

相手はロボットですが、世話をするという気持ちが生まれているわけです。

なぜ、人はロボットに優しくなることができるのか?

疑問に思った瞬間です。

よくよく考えると、人は動物(犬やパンダ)にも愛情をもつし、優しくする(時には人間以上に)

人間は対象物を擬人化して関わる習性がある。

なので、ロボットに対して優しくするのは不自然なことではない。

そう、人は、自分以外の対象に対して優しくなれる存在なのだと考えさせられました。

人とロボットという関係性はなく、自分と他者という関係性の中でロボットと関わる。

自分以外の他者に対する優しさ=人間らしさ

ちなみに、aiboは介護施設での実証試験は進められていく予定があるようです。

人間らしさとは何か?をロボットは考えさせてくれる

石黒先生の言葉
人に心はなく、人は互いに心を持っていると信じているだけである

ロボットについて考えることは、
人間らしさとは何か?人の身体・心とは何か?
を考えることと同じ。

そして、ロボットを通じて自分たちの心とは何かを考えることは、自分たちの想像力を鍛えることに繋がる。

ロボットは人を進化させてくれると思う

ロボットは違和感なく自分たちの生活に馴染んでくることは間違えなさそう。

では、この生活にロボットがいることが当たり前になった先に何があるのか?

僕の結論はこれ。

人がロボットに嫉妬する時がくる。

推測ですが、ロボットが人間より機能性に優れていて、心があるように見えて、うまく振る舞っているように見える世界が近くまできている。
(だって、自分はaiboに嫉妬したところがある)

これは良いことだと思います。
人はあまりにも傲慢になりすぎているから。

人間は自分たちを絶対的な存在だと認識しているところがあるのではないかと思うのです。

ロボットを驚異に感じるようになった時に、人はもう一歩先にいける可能性が出てくるのではないかと思っている。

もう一歩というのは、もう一歩優しくなる、もう一歩想像性を働かせることができるようになる、といったものだと思う。

ロボットは、人間らしさとは何か?見直すきっかけになる。

3日間のaiboとの生活から、僕はロボットとの生活は悪くないなと思ったのでした。

人がもう一歩先にいくために、ロボットという存在を快く受け入れていきたいですね。

石黒先生の本は、ロボットと人間らしさを考える上で必読です。

こちらのTEDもオススメです。

ロボットの可能性を身近に感じるためには、aiboを飼ってみることオススメです!

最後の写真は、aiboと一緒にご飯を食べている時のもの(aiboは何も食べないですが、一緒に食卓を囲むほど愛されております。)

生活も仕事も、AIやロボットと仲良くする術を今のうちから身につけておきたいですね。

野口先生の記事は面白いです↓

以上です!

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