人生で試算できることとできないこと

私はFPの有資格者とかではないのですが、弊社のソフト内のキャッシュフロー試算ツールを作成したことがあります。

上記のような試算表は、キャッシュフローやその前提がフィックスされている人にとっては有益なのですが、どちらかというとそれには不確実性が沢山あって、その結果、そもそもで計算しようというモチベーションが上がらない人がほとんどじゃないかな、と思うことがあります。とはいえ、一回、人生でやりたいことと、やれることを比較していくという作業は不可欠であり、こういうのはやってみるべしです(ご関心あれば、マネーフォワードMEのよそQって機能を使ってみてください)。

とはいえ、もうちょっと使えるかな、と最近思っているフレームワークは、下記のp14にあるのですが、自分がやりたいことと(表現は悪いのですが、負債)、そのための原資(資産)を比べることです。

日本は良くも悪くも金利がゼロの国なので、こういう試算をするときには年数と手取りや支出を年数倍するだけで計算できたりもします(資産運用の必要性はここでは省きますが、とはいえそれはクリティカルに効いてきます)。ただ、それすらせずに、いったん、ノート1ページに書き出すだけでも、結構よい頭の整理になります。年始の、まだお酒の入っていないタイミングで、こういう作業をするのは特におすすめです。

で、結構大きな部分が、自分が働き続けるための環境やモチベーションに依存することが分かってくると思うのですよね。ここを大事にできる働き方だったり、お金の使い方自体が、私は投資と呼べるものなのかなと思っていて、そのこと自体が仕事をすることの心支えにもなるのです。

理論的にはかなり昔から言われていることなのですが、働き続ける能力は人的資本と呼ばれるもので、特に転職をいずれしなければいけないことに気づいたりするための、貴重な要素だったりします。その場合の最良のFPとしてのアドバイスは転職相談やキャリアカウンセリングになるケースもあるのかなー、と思っています。

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瀧 俊雄

マネーフォワード取締役

COMEMO by NIKKEI

日経が推す各業界キーオピニオンリーダーたちの知見をシェアします。「書けば、つながる」をスローガンに、より多くのビジネスパーソンが発信し、つながり、ビジネスシーンを活性化する世界を創っていきたいと思います。 はじめての方へ→ https://bit.ly/2DZV0XM 【...
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