仕事の仕方のコペルニクス的転換

 新しい時代が来ている。あらゆることがこの10年に大きく変わることは間違いない。そのエンジンがAIとデータである。

特に仕事のやり方は大きく変わる。もちろん未来の姿は誰にもわからない。しかし、現在われわれが当たり前と思っていることの中に、今後大きく変わらざるを得ないところは明らかな点が多い。

会社に入るとPDCAの大切さを学んだ。計画をきちんと立てて、それをしっかり守り、ずれを早期に検知し、修正する。これはよい仕事の姿の代表であった。これは計画主義と呼んでいいだろう。

しかし、この計画主義こそ、今後変わらざるを得ない大きなところである。それは、計画を原理的に立てられないぐらい変化が早く、状況の不確実性が高くなっているからである。多くの会社人は発想をきり変える必要がある。計画を立てられないほどに先が見えない状況の中で、予算と計画を無理に立てて、その審議や稟議を行っている旧来の会社の姿は、無駄のかたまりである。

これに変わるのが学習主義である。いかに変化の中で、状況を的確につかみ、必要な能力を即興的に作ることで、ぶれずに大きな目的に倦まず弛まず近づいていく。これは、計画主義とは大きう違う世界観である。 そのような不確実な状況では、やってみないといけない。すなわち実験が必要なのである。いかにリスクをコントロールしながら実験し、学習していくかが勝負なのである。しかも、これは一時的な営みではない。常に実験と学習を繰り返すことで人が成長することが最大の成果なのである。このような会社に生まれ変わる必要がある。

  いわばコペルニクス的な変換といってよい。20世紀初頭のフレデリック・テーラー以来の仕事革命以来、一旦うまくいくやり方を見つけて、それを標準化し、横展開することがよいことだと思われてきた。上記は全く異なる21世紀の仕事の仕方である。

  そして、このような実験と学習を、継続的にシステマティックに行う最高のツールが人工知能とデータというものの本当の意味である。人の仕事を奪うなどというのは、旧時代のコンピュータやマシンの固定観念しか知らない人、人工知能の実態を知らない人の妄言である。

下記の記事はいい整理がされていて、インスパイヤされた。

https://newspicks.com/news/3222700/body/?ref=user_319873

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