未来のECの形?自粛中に3Dプリンタ沼にハマった話
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未来のECの形?自粛中に3Dプリンタ沼にハマった話

今年の2月に、ふと思い立ち自宅に3Dプリンタを導入しました。「買ってもどうせ使わないんじゃないかな〜」と思いつつも、こちらの記事が楽しそうすぎてつい……

しかし買ったはいいものの年度末の繁忙に追われてそれどころではなく、しばし「ただの邪魔なでかい箱」としての部屋の隅に転がっていた我が家の3Dプリンタ。

しかし今年のGW、気合を入れて準備していた展覧会が緊急事態宣言の影響で急遽延期となり、気持ちがクサクサしそうだったタイミングでふと3Dプリンタを動かし始めたのですが、はじめてスイッチを入れたが最後、思いもよらぬ楽しさに狂ったようにハマることになりました。

「失敗が楽しい」という新しい楽しさ

3Dプリンタというテクノロジー自体は、別にたいして真新しいものではないです(むしろ割と前にブームで今は下火になった印象すらある)。
また、これまで作品制作のためにFabスペースにある3Dプリンタで出力したり、RinkakuやDMM.makeといった3Dプリントサービスに出力を発注したこともちょくちょくありました(ロボットの作品の顔面に3Dプリンタ使ってたのです)

ただ、自分の家で出力するとなると体験がまったく違うなと。なんと言っても気軽にデータを出力し、気軽に実験&失敗できるので、それが玉手箱みたいでめちゃくちゃ楽しい。失敗作のフォルムがまた面白かったり……。
外注で3Dプリントサービス使うと一回の出力に1万円ぐらいはかかるし、Fabスペースの機材を使うのも予約&レンタルして足を運ぶのが面倒な上に5000円ぐらいはかかるので、「確実に使えるデータを選び、失敗しないようにしなければ」というスタンスになってしまい仕事で必要な場面でしか使ってなかったのですが、自宅に3Dプリンタがあるとパーソナルな用途で思い立ったらすぐ手軽にガンガン出力できてしまいます

これが最初のテストプリントだったのですが……

ウワー!!!なんか失敗してモジャモジャしたブツが出た!!ウケる!
(ノズルの高さ調整がうまくいってなかったという初歩的なミスでした)

ウワー!!!!今度は成功した!!!!つるっつる!!

なんだろうこの一喜一憂……楽しいな……!??

一応出力されるデータはわかっているはずなのですが、失敗するか成功するかわからなくて「何が出るかな、何が出るかな」というワクワク感がすごい。3Dプリント中も、「黒魔術で何かが召喚されている感」が楽しくてついチラチラ中身を覗いてしまいます。

(ちなみにこのタコ、ディスプレイの上が定位置になったのですが、かわいいだけじゃなく地震感知器としての役割も果たしています)

時には失敗することもあり、健気に働いてくれる3Dプリンター。なぜだかただの「機械」ではなく、生きている「ペット」という感覚になってしまうのが不思議です。
失敗したら失敗したでかわいい。普通のプリンターが失敗したら「チッ」と単純にイライラするのですが、機械に対してこんな気持ちになるのは初めてかもしれない。愛おしい……!!!

怒りを3Dで出力するとスカッとする謎現象に気付く

緊急事態宣言の延長が決まった朝。残念ながら展示が開催できない可能性が濃厚になり、ふつふつと言葉にできない怒りがわいてきました……。

Thinkgivereseにそんな自分のいまのお気持ちにぴったりな3Dデータがあったことを思い出し、起床して即出力。

そうすると不思議なことに、イライラの気持ちが昇華されました。
なんだろう、Twitterとかにテキストとして吐き出すよりも、3Dプリンタで実体化する方が心のセラピーになる感……。

定番のウンコも出力しました。わざわざきたないものを出力するのは気分が良いです。

Fuck & Shitが揃ったので合体しました。これはひどい(満足)。

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口では言えないような下品な概念、イカれたものを出力するとストレス解消になる。なにかと鬱憤のたまる緊急事態宣言下の楽しみとしておすすめです。

「わざわざ買うほどじゃないけどあったら便利なもの」を続々出力

先ほどのような、オモチャみたいなふざけたデータを出力するのも楽しいですが、普通に利便性の高いものも出力できて便利です。

「そういえば、デスクの上に文房具とか鍵とか細々した転がってるのが気になってたんだよな……」と思っていたので、かっこいいペン立ての3Dデータを探しました。

一度設定ミスって内部がミチミチになり失敗しましたが、軽くて使いやすく良い感じです。
これはとても気に入って、赤と白の色違いで2つ出力しちゃいました。デスク周りがすっきりして満足してます。

ローポリっぽい素材感の入れ物かわいい!!!となり、また別のブツも出力。真鍮っぽいブロンズ風の素材で出力して、神棚の前に置いてます。無限に入れ物つくれてしまう。

「欲しい!!」と思ったものがすぐに手元に出力される興奮

3Dプリンタというテクノロジー自体は別にたいして真新しいものではないし、冒頭でも申し上げた通りこれまで発注などの形でちょくちょく使っていたのですが、数あるデジタルファブリケーション機材の中でも、3Dプリンタは自宅での個人所持にものすごく相性がいい機材だなと思います。プライベート&パーソナルな用途でガンガン使い倒すことにむしろ可能性を感じる。

コロナ禍においてオンラインショッピングが増え、ECサイトの利用頻度がかなり上がったのですが、3Dプリンタはほしいものがすぐに手元にプリントされてあらわれる、未来のEC体験だとすら感じてきています。

その後、延期になっていた展覧会が奇跡的に開幕し、いきなり忙しくなってしばらく3Dプリンタで遊べていないのですが、今後も様々な物を出力する所存です。

Thinkgiverseのおすすめデータ&出力したいデータ

最後に、3Dプリンタのデータが大量にアップされているサービスThinkgivereseの中から、個人的におすすめのデータを貼っていきます。

これ、全部3Dプリンタで出力できるって思うとハアハアします。まだ追いついてないけどこれから片っ端から出力したるでぇ……!!

【おしゃれなデザイングッズ】
デザインストアとかで買ったらそれなりに良いお値段しそうなインテリアグッズとかも、3Dデータが無造作にアップされてるのでいくらでも自宅でプリントできちゃいます。見てるだけでヨダレが出そう。
これ、「買う」んじゃなくて、「家でプリントできる」と思うと興奮しませんか……!?


【普通にほしい便利グッズ】

実用性の高いものもたくさんあります。上からミニ引き出し、メイク用品ケース、ケーブル収納ケース、おしゃれなクッキー型。全部普通にほしい。「地味すぎてわざわざ買うほどじゃないけどあったらあったで便利で嬉しいもの」がたくさん落ちてて、かゆいところに手が届く感……!!

【なんでこんなものが選手権】

Thinkgiverse、なんとルーンストーン(占いのツール)の3Dデータまでありました。なんだこれは、出力するしかない。

ヒーローセットなんてものもある。コスプレイヤーさんと3Dプリンタは相性よさそう。

手……!??

キャンディディスペンサーまである。こんなもんまであるんかい。

【アクセサリーもあるよ】

アクセサリーのデータも探すと結構転がっています。実用性はさておき、眺めてるだけで楽しい。特にリング系は小ぶりですぐに出力できてしまうのも魅力です(フィラメントの消費量が少なくて嬉しい)。

インターネットにあるデータを出力するのも楽しいですが、CADで自分でデータをつくるのも楽しそう。
これからは一家に一台3Dプリンタが普及してもおかしくない。ご興味のある方はぜひご購入を検討されてみては。どんどん廉価になってきているし、きっと後悔はしないはず……!!

COMEMO KOLでもある池澤あやかさんも、最近ご自宅に3Dプリンタを導入された模様。楽しそう……!

皆様もよき3Dプリンタライフを……!!

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市原えつこ(メディアアーティスト)

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メディアアーティスト、妄想インベンター。弔いロボや喘ぐ大根、仮想通貨奉納祭など謎の発明品多数💡文化庁メディア芸術祭優秀賞、アルスエレクトロニカ栄誉賞、総務省異能など。 日本経済新聞COMEMOキーオピニオンリーダー http://etsuko-ichihara.com/