デジタル化が進むスシロー

サービスをデジタル化していくことで、企業が得られる恩恵には、

・お客さまの行動や商品の動きを計測・記録できるようになる
・データ分析により価値の高いサービスが提供できるようになる
・その結果、さらに大量のデータが取得できるという好循環が実現できる

があります。

スシロー、超ハイテクな店舗の全貌…「回転すし総合管理システム」で顧客満足度を極大化

スシローの新型店である「スシロー伊丹荒牧店」では、デジタル化によってお客さまの利便性を高めるとともに、従業員の負担軽減を図っています。

・自動受け付け・案内システムで席まで無人案内
・画像認識を用いて皿ごとの価格と数を自動で計測する会計システム
・持ち帰りのウェブ注文とQRコードを用いたロッカーによる無人受け渡し
・QRコードレジ端末にほるセルフレジ

もともと2002年から「回転すし総合管理システム」を導入し、高い精度の需要予測が可能になっています。

・皿にICチップを付け、皿ごとの販売動向を管理
・どの客が、何のネタをいつ取ったのかをリアルタイムで把握可能
・1分後と15分後に客が求めるネタや皿数を予測し、レーンへ投下
・廃棄ロスを減らすことにも成功
・一定の距離移動したネタを自動廃棄

このようなデジタル化の推進によって、顧客行動と商品動向に関するデータ収集が可能となっており、データ解析によるコスト削減のみではなく、サービスの向上にも、ますます貢献していくはずです。

日本では明確なデジタル成功事例がなかなか見い出せませんが、先進事例がどんどん展開されていくことで、掛け声だけではなく、より継続性が高く、実利の大きなデジタルトランスフォーメーションが推進されていくことを期待しています。

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遠藤 直紀(ビービット 代表)
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