
オンライン会議での話し合いは、相手の顔ではなく、意見やアイデアを見ながら話すこと-Miro活用のススメ-
オンライン会議の数が爆増して疲れが溜まってきている・・・
そんな悩みを持たれている方も多いのではないでしょうか。
自分もその1人です。
画面越しとはいえ、至近距離でずっと相手の顔を見ながら話をしていると疲れます。
「Zoom疲れ」と言われるものですね。
下記の記事では、"バーチャルな交流は脳に極めて大きな負担をかける、という事実"について書かれています。
一方、ビデオ会議では、言葉に対して継続的に強い注意を向けることが要求される。たとえば、ある人の肩から上だけしか画面に映っていなければ、その人の手の仕草やボディランゲージを見る機会は失われる。またビデオの画質が低い場合は、ちょっとした表情から何かを読み取ることは不可能だ
「そうした非言語的な手がかりに強く依存している人にとって、それが見られないというのは大きな消耗につながります」と、フランクリン氏は言う
ギャラリービューによる消耗はさらに深刻だ。ギャラリービューでは会議の参加者全員が同じ大きさで画面に映し出されるため、脳はいやおうなしに、たくさんの人の表情をいっぺんに解読することになる。その結果、だれからも意味のある内容を読み取れないこともある。
ズーム疲れが顕在化している中で、マイクロソフトは疲れにくいオンライン会議のシステムを開発しているようです。
こちらの記事も興味深いです。
「人を60センチの距離で1時間見つめ続けることは稀で、戦う時か交尾しようとしている時くらいのものです。いくつもの顔があなたをこうして見つめていると、覚醒反応が起き、闘争か逃走かの状態になります。1日中こうした状態になってしまうと、ビデオ会議をこなすのは消耗するでしょう」(ベーレンソン教授)。
課題:相手の顔を至近距離で見ると疲れる
Zoom疲れを少しでも減らして、仕事のパフォーマンスを高めるためには、「相手の顔を見る時間を減らす」ことが有効的です。
対面では、相手の顔を見て話なさい!と言われてきましたが、Zoomでは人の顔を至近距離で見続けると脳が消耗します。
では、代わりに見るものをつくる必要があります。
音声だけでの会議にしてしまうと、味気なく、つながりを感じにくくなってしまいます。
解決策:オンラインホワイトボードツールMiroを活用
最近は、ウェビナーでも社内のミーティングでもMiroを使って意見やアイデアを可視化しながら議論するようにしています。
5月以降で使ったツールの中で、本気でオススメしたいのがMiroです!
Miroをどんな状況で、どのように使っているのかのイメージはこちらです。
来週開催のウェビナー打ち合わせでMiroを使って会議したけど、とても良いのでオススメ
— 黒澤友貴/マーケティングトレース (@KurosawaTomoki) July 13, 2020
・考えていることを付箋で可視化
・投票機能を使って深堀りしたいトピックを特定
・特定したトピックを深堀りして議論
さらにMiroで可視化した内容は参加者にも共有すれば、準備プロセスもコンテンツになる pic.twitter.com/AifA9juQMH
今日はこちら #CCEX のイベントにファシリテーション役で登壇します! @ttttttakai さん @isamushi_1024 さんとのお話し楽しみです!!
— 黒澤友貴/マーケティングトレース (@KurosawaTomoki) June 24, 2020
実験的にMiroで議論を可視化しながら進めてみます! https://t.co/Su8Yc8Xnnh pic.twitter.com/ccnYpDO9Qc
人の顔を至近距離で見ると疲れるのであれば・・・
Miroを使ってみんなで出したアイデアや意見などの情報を見ながら話す形に変更しましょう!
自分の感覚になりますが。顔ではなく、意見やアイデアを見ながら話すと、脳への負担(Zoom疲れ)は軽減されます。
まとめ
今、自分たちは人類史上初(と言っていいと思う)
・身体的な動作なしに
・至近距離で
・多くの人と会話をする
新しいコミュニケーションに挑戦しているわけです。
この状況に、何も工夫なしで臨と脳が疲れ果ててしまいます。
自分自身が工夫していることとしては、
・Miroでアイデアや意見を可視化して議論する
・顔ではなく情報を見つめることを意識する
・情報はシンプルに伝えて自分と相手の脳の負担を軽くする
これだけでも効果あると感じているところです。
ウェビナー、営業、オンライン打ち合わせを主催する立場にある人は、「相手を疲れさせない」も求められてきます。
コミュニケーションのポイントは、相手を疲れさせない、飽きさせない!
これからも、オンライン中心の仕事になることは変わらなさそうなので・・・みんなでアイデア出し合いながら、新コミュニケーション時代に適応していきたいですね。
もし皆さんが取り組まれていることがあれば、Twitterなどで教えていただけると嬉しいです!
ちなみに、Miroはイラストを組み合わせると、ボードの空気感が柔らかくなるのでオススメです!
Miro(オンラインホワイトボードツール)×グラレコの組み合わせ面白い!
— 黒澤友貴/マーケティングトレース (@KurosawaTomoki) June 10, 2020
最近は「社会課題解決×マーケティング」をテーマとしたコミュニティ立ち上げにも関わっていて、そのワークショップの様子。
答えがない問いを、参加者同士のモヤモヤを共有しながら探っていくプロセスは発見が多い。 pic.twitter.com/mjsmIO34IR