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米国でさえスタートアップはますます大きくなりにくくなっている

スタートアップは大企業をテクノロジーによって代替しているか、それとも大企業がテクノロジーを利用しイノベーションを起こしているのか。


現実は後者である。


大企業はますます支配的になり、スタートアップが収益を増やすことは難しくなっている。結果、大企業と小企業の差は拡大している。
米国株式市場に上場している大企業と小企業の中央値の差を年ごとに表したものが下図となる。

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この差が生まれるのは研究開発費の差である。大企業では2017年に平均で3億3000万ドルであるのに対し、小企業は600万ドルとなる。同じ差は販管費にも存在する。


これだけで言えば、当たり前の話に聞こえるのだが、次の数字が恐ろしい。

"2000年までは、毎年小企業の15%から20%が中規模や大規模になっていたが、2017年までにその割合は半分に減った。"


つまり、小企業は「小企業カテゴリー」から抜け出せなくなっているのである。


抜け出せている企業は、無形資産に投資し、負債が大きく、年間損失が少なかった。逆に有形資産への投資、自社株買い、配当支払い、買収は有効ではなかった。

これらもまたシンプルな鉄則である。大企業がやりにくいアグレッシブな資本政策を行うことというのが鍵になっているとも言える。

#DIAMONDハーバードビジネスレビュー

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川崎裕一 マネタイズおじさん

広告をはじめとするマネタイズをやっています。スマートニュース株式会社。はてな副社長→kamado社長→ミクシィ取締役(買収に伴い)→スマートニュース執行役員。

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