
招待制のクローズドなパーティーの効能
新作のリサーチ連載をさせていただいている「カンバセーションズ」という対談メディアのリニューアル記念パーティーが先週行われました。
このパーティーが少し変わった運営方法だったのですが、とても良かったのでご参考までに共有いたします。私もイベントをたまに運営することがあるのですが、これまで「惜しい」「ああすればよかった」と思ったことがカバーされた感じでした。なお、イベントのレポートはこちら。
http://qonversations.net/topics/2377/
メディア編集長のご提案で、イベントは以下のような流れで運用されていました。
運営ルール・当日の流れ
・自分がやっていきたい新規企画をもつ3名+編集長(オーガナイザー)1名の4名で運営・人選。
・企画を持つ人が「自分のプロジェクトに関わってほしい方を5名のみご招待」→その他関係者あわせ、全員でMAX30名程度
・招待したゲストを招待者が他己紹介
・ゲストの皆さんに自分がこれからやりたい企画をプレゼンする
・それに対する観客からのフィードバックをいただく
©Qonversations
若干変わった運営方針だったのですが、これがかなり良かったのでその理由をお話すると、
ゲストを絞ることで、自分が呼んだ方としっかり話ができる
一人でゲストを多く呼びすぎるとカオスになり、一人ひとりとの交流濃度が薄くなるし呼んだ方をちゃんとケアできなくなるので、「一人5人まで」ルールはとても良かったです。「せっかく来て頂いたのに全然話せなかった…失礼なことをしてしまった」というイベント後悔あるあるがなくなりました。
他の方が招待したゲストとの化学反応
「5名縛り」があることもあり、それなりに当人が思い入れがあってご招待したご縁の深い方しか現場にいないので、言葉は悪いのですが「数合わせに…」みたいなことがなく、現場にいらっしゃる方が総じて濃い。普段なら出会えないような異分野で活躍されている方とたくさん出会うことができ、非常に有意義でした。
「まだ完成していないが、これからやりたいこと」を人前でしっかり話すことは意外と効果大
基本的に完成した作品を披露するのが仕事であるアーティストとしては「まだ完成していないものについて人前で話す」のはかなりの恐怖だったのですが、これからやりたい妄想を人前に話すと良いフィードバックをもらえたり、ヒト・モノ・カネが集まってきたり何かと援助をもらえたり、良いことしかないなと思いました。
守秘義務のあることは特許性のあることについては公開できませんが、そうでもないケースでは影も形もないうちからガンガン構想を発表していくべきだなと感じます。
なお、私はこちらの媒体で新作をつくるためのリサーチ内容を少しずつ発表し始めており、
COMEMOユーザーの皆様にもおいおい「ご意見募集」をかけたいと思いますので、何卒よろしくお願いいたします!
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