これは画期的だ「大企業に出島を作る」

 私は、この経団連の提言で最も重要な点は下記の2点だと思います。第1に「大企業に出島を作る」、第2に、テクロノジーを活用し、「多様性を包含した社会にすること」を宣言したこと。これを経団連が宣言した意義は大きいと思います。

 特に、大事なのが「大企業に出島を作る」ことです。大企業では既存の保守本流の事業を抱えているため、新しいコトを異物といて免疫系が排除する機能が働きます。しかし、日本の資金、人材、技術が大企業に現実に蓄積しているという事実があります。スタートアップの新興ももちろん大事ですが、大企業に眠っている資産(ヒトモノカネ)を使って、日本を変革できるかは今後の日本の変革の運命を決めるポイントです。

 この提言では、大変大胆なことが提言されています。大企業という鎖国した国におけるルールから自由な場所、即ち「出島」を作り、そこで自由に新事業を生み出すことを奨励しいています。

 さらに踏み込んでいます。大企業に所属しながらの起業は、ZOZOの前澤さんのような独立したベンチャーの成功者のような報酬は与えることは適当ではないが(身分をある程度保証しているといえるので)、大成功した時には、数十億円の報酬は可能な仕組みにすべき、と提言しています。大企業からこのような成功者が一人でも出たら、多くの人が続くでしょう。

 これを経団連が公式に発信したことは極めて画期的です。是非、これを実現したいものです。批判的な人は、本当にホワイトペーパーを読んでみてください。なかなかの内容です。

この経団連のSociety5.0の宣言に批判的な記事をネットで見ました。ただし、記事の発信者が不明な匿名の記事です。この経団連の提言を読まずに、最初から経団連を批判するという結論ありきの記事に思えてなりません。

http://www.keidanren.or.jp/policy/2018/095_honbun.pdf#page=4

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