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【ネタバレ無し】映画「カメラを止めるな!」を観る上で隠れた重要な視点!

週末にSNS等で話題沸騰中の

映画「カメラを止めるな!」

を観に行きました。ちなみに、どの映画館のどの時間帯もチケットはほぼ完売という状態でした!(早めに予約してよかったです)

全く前提知識なしで、ただ期待だけして行ったのですが、その期待を遥かに上回る作品でした。もう一度観に行きたいです。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO34066130Q8A810C1H52A00/

異例の拡散を生んだ作品

そんな最高の作品の「カメラを止めるな!」は、「無名俳優」や「低予算」という中で業界人の目に止まり、そこからバズを生んで、大型の映画館で追加上映+全国ロードショーへという異例の広がり方は、マーケティングの視点等、様々な視点で語られるべき作品でもあると思います。

気をつけないと重要な視点

しかし、今回のヒットは素晴らしいことなのですが、

注意しないといけない視点もあると、映像業界で働く友人からアドバイス

をいただきました。それは

「低予算」や「予算300万円」

という部分の

独り歩き

です。たしかに、他の豪華俳優を使った邦画と比べれば低予算で素晴らしいものを作ったことは事実なのですが、

・俳優はアクタースクールの生徒であり、無給/もしくは自分がお金を払って出演している

・スタッフ陣(カメラ・音声・道具担当など)もスクール生徒の場合は無給

無給で行うこと自体は問題ではないし、スクールの作品という性質上、当然といえば当然なのですが、気をつけないといけないことは、

300万円はあくまで機材費等で、演者やスタッフに相応しい給与を払った場合は300万円では全く足りない

ということです。

その予算で作れる=その予算で足りているではない

今後、この作品がベンチマークになり、「300万円であれがつくれるなら・・・・」や「最初は無給で色々やろう・・・」ということが今まで以上に起こりやすくなってしまうと、アニメ制作でもしばしば起こっている

「低予算で作れるもの」というイメージによって、なかなか制作会社にお金が回らない構造

を生んでしまうリスクもあります。

最高の作品を作ったスタッフや演者には今回の拡大ロードショーで生み出された利益がなにかの形で回る仕組みが理想ですが、もしたとえ回って来なくても、この作品をきっかけに皆さん大ブレイクするように応援したいと思います。

© NIKKEI