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ガンダム文化の国際化で何が起きるのか

アニメ『機動戦士ガンダム』のオンライン配信が世界各地でスタートしました。今回は主要な情報をまとめつつ、影響について考えてみます。

アジアを除く世界各地での同時展開

米国のアニメ配信大手クランチロールは1月25日、アニメ『機動戦士ガンダム』を配信すると発表しました。(以下のリンクは公式サイトの発表)

配信時期が「本日から」というのにも驚きましたが、筆者の目に特に止まったのは配信エリアです。

なんと、北米、中米、南米、欧州、アフリカ、オセアニア、中東、CIS諸国(ロシアなど)となっているのです。つまりアジアを除く世界全域です。用意された字幕は、英語、スペイン語、ポルトガル語、ドイツ語、フランス語となっています。

筆者はその報せをドイツのニュースメディアで知ることとなったのですが、フランスの報道を見てみても、各国が自国で配信されるという情報が先行していました。

先日も海外やフランスのガンプラ人気の報道を受けて、ドイツのガンプラ事情について投稿をまとめたばかりです。

背景を探る

今回の初代ガンダムの配信開始や先日のガンプラ好調のニュースは、権利を保有するバンナムHDの攻勢をうかがう事例ではないでしょうか。同社は2019年に創通を買収しガンダムの権利を集約することに成功しています。(下記参考)

今後はさらにコンテンツの活用が積極的に行われるそうです。

現地の反響

配信は発表の通りスタートしたわけですが、およそ「あの古典的名作がようやく見られる!」など各地の反応も上々です。ツイッターでクランチロールの各国語版のアカウントをチェックしてみたところ、反響が一番大きかったのは英語、次にフランス語でした。ドイツ語やスペイン語のアカウントでもたくさんのコメントが寄せられています。一例として英語アカウントのツイートを以下に引用しておきます。

初代ガンダムが配信されると。。。

実はここからが本題なのですが、初代ガンダムが世界各地で配信されると、何が起きるのでしょうか?

まず、ZやZZといった続編だけでなく、すべての関連シリーズへの関心が高まるでしょう。アニメだけでなく、小説やマンガも注目されるかもしれません。ガンプラブームだって起こるかもしれません(見方によってはすでに起きているかも)。ガンプラだけでなく、関連するグッズだって欲しいと思うファンが増えることでしょう。

そこで筆者は思うのです。

これは国際交流のチャンスだと。

ガンダム外交とでもいうべき交流が可能になると思います。作品に参加したクリエーターや関係者の皆さんがイベントでトークやワークショップを開催することもあるでしょう。一般のファンであっても、海外のアニメファンイベントに参加すれば、ガンダムという共通の話題が増えます。

お互いが作品を知っていれば、言語の壁は小さくなります。それは筆者が十年以上前に経験し深く感動したことでもあります。

繰り返します。海外の人たちと交流するきっかけが増えます。

同時に、関連商品の販売も見込めるかもしれません。自国の言葉で正規に作品が視聴可能という環境は知名度に決定的に貢献します。こうした事情を背景に、関連商品を売り込むチャンスだと筆者は考えます。

それは個人のコレクターにも当てはまることでしょう。日本ではそれほど珍しくない昔のグッズでも、海外の新たなファンが見れば非常に価値のあるものに映ることだってあると思います。

影響の範囲は。。。

以上、初代ガンダムの世界配信が巻き起こすかもしれない様々な事象についてざっくりと書き出してみました。正直に言うと、これでも一部だと思っています。

現状ではコロナ禍により世界的に人の往来が制限されているなか、今すぐ国際交流とはいきませんが、今からどんなことができるのか想定、検討する価値はあるのではと思いました。

みなさんはどう思いましたか?

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タイトル画像:クランチロールHPからのスクリーンショット(URL:https://www.crunchyroll.com/de/anime-news/2021/01/25-1/mobile-suit-gundam-anime-that-started-it-all-launches-on-crunchyroll)



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