日本人がインターネットショッピングの拡大は高齢者から

ペンシルが「電子商取引(EC)サイトが高齢者にとって使いやすいかを診断し改善を提案するサービスを始める」という取り組みは、非常に面白い。ポイントとしては、ペンシルという会社の中に、60歳代の社員がいること。そして、通販サイトの利用を高齢者に促進させる活動であることです。

まずは、実際にペンシルの60歳代の社員に実際に診断をさせていることが非常に良いです。もちろん高齢者雇用の面白事例だということもあります。それ以上の理由もあります。一般に、Webサイトに関しての、ユーザー・インターフェース、ユーザー・エクスペリエンスについての知見はあります。しかし、高齢者に特化したものは、まだ充実していません。そこで、実際に60歳代の社員が診断を行い、明示化されていないことも含めて確認するという取り組みは非常に良いのです。マーケティングでは、ターゲットの理解をするときに、グループ・インタビューや調査などを行います。この60歳代の方による診断は、擬似ユーザー・テストという調査であり、理にかなっています。

さて、もう一つの通販サイトの利用を高齢者に促進させるという視点も非常に良いです。総務省が発表している、「平成27年版 情報通信白書」で、年代目別のインターネットショッピングの利用状況のデータがあります。この数年で全体にインターネットショッピングの利用者は増えていますが、60歳代は72.5%と、まだ25%以上の方が利用していないのです。

http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/h27/html/nc122400.html

50歳代が、78.3%の利用であることを考えると、確かに高齢者にインターネットショッピングを行って頂くことで、インターネットショッピング市場全体の成長につながる可能性があるのです。そこに目をつけたところが非常に良いです。

ぜひ、このペンシルの診断サービスを使って、多くの通販サイトが高齢者でも使いやすいようになると良いですね。という私も、すでに50歳代なので、明日は我が身です。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO27103670Z10C18A2LX0000/

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