花王がFaxを一掃するそうですけども

これが2019年の記事というのが信じられない。

花王がFAX一掃作戦 受注改革、5千社移行
https://tech.nikkeibp.co.jp/atcl/nxt/mag/nc/18/070300121/070300002/

自分が2004年にCarrefour Japanに就職した時、受発注にFaxを使っていたことに驚かされたけど、あれから15年も経って未だにこの状況って。。。

2004年って、ゲーム機で言えばNitendo DSとPSPが発売された年。ザッカーバーグがFacebookを作った年。おサイフケータイが始まった年。15年前ってそれくらい前ですよ。その15年前ですら「まだFax使ってんの!?」と驚いたけど、それが未だに現役であることに衝撃を受けます。

この花王の動きは日本にしては革新的なのかもしれないけれど、一般的な日本企業の「変化に抗う力の強さ」は、徳川幕府を彷彿とさせるものがありますね。200年以上も鎖国を続けたことで世界の進歩から完全に取り残され、国内外から届く警告には耳を貸さないどころか弾圧し、未来ではなく過去ばかり見て問題を先延ばす。

結果として、日本は様々なところでガラパゴス的な側面を持った、世界でも極めてユニークな国になっています。ユニークさ自体は素晴らしいし、特にクリエイティブの面でその個性は思う存分発揮されています。しかし、仕事の効率性とか教育とか、変化を嫌って未来を犠牲にすべきではない分野もたくさんある。

世界中がAIの導入に向けて動いている時代に、未だにその大前提であるIT化すらできていない。そんな国が将来に渡って競争優位性を保てるわけがない。さすがにそろそろ動かないとマズイですよね。

ただ、明治維新後の文明開化や、戦後の高度経済成長など、日本は変化を嫌う反面「一度目覚めたら誰よりも速く成長できる」という特性も持っています。自分も、非力ながら少しでもその目覚めを呼び起こすきっかけになれればと思います。

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小田嶋 Alex 太輔(EDGEof co-CEO)

事業立ち上げの専門家として、数々のスタートアップや大企業の事業部立ち上げに従事。現在は、株式会社EDGEofのco-CEOとして、日本のイノベーションエコシステムの国際化に邁進、20カ国以上の政府と様々な取り組みを進めている。J-Startup推薦委員。

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