今月注目した経営者

ソフトバンクグループの7-9月期決算はファンド事業の損失が響き、7000億円の最終赤字となりました。日経CNBCの大引けを挟んだ番組「ラップトゥデー」でも、3時すぎにお伝えしましたが、決算短信の数字を目にした時、驚きました。

孫正義会長の決算説明会では、ウィーワークなどの見誤りなどが述べられていましたが、この決算説明会についても賛否両論あり、厳しい意見が多く聞こえてきました。
ただ、悪化した決算について、ぼろぼろの決算で、真っ赤かとし、率直に見誤ったことを丁寧に説明していて、それはそれで凄いなぁと思いました。
自分だったら、損失拡大の状況でこんなに堂々とはいえないだろうなと。

そして、説明の中で、
「反省はするけれども、萎縮はしない。」という言葉に、私はハッとさせられました。

創業者とサラリーマン経営者の違いはどうしてもあるかとは思いますが、
日本企業には萎縮せず、挑戦する姿勢はもっとあってもいいのかもしれないとも思いました。

もちろんその進む道が成長する方向ではないと、企業も投資家も困るわけですが。。

決算を受けた翌日、ソフトバンクグループの株価の反応は朝方4%以上下げた後は下げ渋りましたが、その後は上値の重い展開です。
ここまでの値動きをみてると、期待と懸念の中で、投資家は懸念の方が優勢なのだということも感じています。

いまや投資会社のようになっていて、今後の投資事業の不透明感は拭えないわけですが、これまで様々な逆境を乗り越えてきた孫正義会長の逞しさや自信に期待したいと思います。

このところのニュースで、その他で注目した経営者といえばノジマの野島廣司社長。ノジマの株価は11月中旬に年初来高値を更新したあとは伸び悩む展開です。
経営再建中のスルガ銀行の創業家から株を買い取ると発表し、翌日は大幅高になり、テレ東で放送されてる昼サテでも、日経スタジオからお伝えしました。

野島社長は母校中央大学の先輩でもいらっしゃり、偶々この発表があった頃ちょうどお会いする機会がありました。私はノジマ会員でもあったのでお会いできて感激致しました。

筆頭株主となり大丈夫なのだろうか、と思ってしまうところですが、先を見越して挑戦していく姿勢は逞しいと思います。
相乗効果はどうなのだろうと読みにくい部分もありますが、金融と家電量販店との展開をどのように描いていらっしゃるのか、今後ぜひ伺ってみたいと思いました。新しい融合により生まれるイノベーションを期待しております。

日本経済新聞の最後のページに掲載されている、私の履歴書。私は毎日読むのを楽しみにしています。
大学の時に、中央大学出身のセブンイレブンジャパン元社長鈴木敏文氏の経営学を学ぶ授業をとっていたので、もともと経営に興味があります。
人間の心理を追求でき、哲学的でもある経営学ですが、私の履歴書では様々な分野で活躍された方々の人生に寄り添うことができ、また経営判断などから様々なことを学ばせて頂いたりします。
今月はファンケルの池森会長が書かれていましたが、そんなご苦労があったのかとか、
どのような考えと判断をされて乗り越えてこられたのかなど、知らなかったお話が多くあり、改めて尊敬する気持ちを持ちました。

今日取り上げさせて頂いた野島廣司社長、そして孫正義会長の私の履歴書を読む日も楽しみにしています。

この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?気軽にクリエイターを支援できます。

7
日経CNBCアンカー。TBSニュースバードでの報道キャスターを経て、日経CNBCへ。

コメント1件

「私の履歴書」に孫さん未登場は、意外(ジャック・ウェルチさんでさえ、かつて登場していたので)。
土俵際から攻勢に転じる力士のように、踏ん張りどころを心得ているからこそ、
「反省はするけれども、萎縮はしない。」と踏ん張ることができるのでしょう。
経験量の差は、孫さんや野島さんを含む、年長者さんたちの強み。その域に近付きたいものです。
コメントを投稿するには、 ログイン または 会員登録 をする必要があります。