「イエレン買い」は控えて当然?

つぶさに言動を追ってみる限り、そこまでイエレン証言がハト派だったようにも思えないですね。「インフレの下振れが長引きそうであれば政策を調整する用意がある」、「中立金利が歴史的な標準よりも現在は大分低いので、中立的な金融政策スタンスに至るまでにさほど利上げをする必要は無い」などの発言がハト派的に受け止められた格好ですが、どちらも従前から述べられていることです。

 一方、「向こう 2~3 年でインフレが目標の 2%へと向かう軌道に乗っていないと判断するのは時期尚早」との発言にも現れるように、結局は「労働市場の改善がいずれ物価を押し上げるはず」というフィリップス曲線的な発想が政策運営の柱である本質は不変と見受けられます。

 拙速な正常化による経済のオーバーキルシナリオまで見通すなら「イエレン買い」は元より不要でしょう。

http://www.nikkei.com/article/DGXMZO18815930T10C17A7000000/?dg=1&nf=1

http://www.nikkei.com/article/DGXMZO18815930T10C17A7000000/?dg=1

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