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活況の中国医療健康産業、スタートアップ、ユニコーン、BATJに加え、フードデリバリーの美団点評まで参入の大激戦

中国では、医療健康産業は成長エンジンとされている。今回の「小創科技」のようなスタートアップから、すでに13社のユニコーン企業が誕生している。一方、IT巨頭のBAT(バイドゥ、アリババ、テンセント、ジンドン)も、巨額投資をして、この部門の地歩を固めようとやっきになっている。ここへ美団点評(以下美団)も本腰を入れるという。

美団は、フードデリバリー、シェアサイクル、配車アプリ、口コミサイト、共同購入、旅行サイトなどを運営する生活総合サービスである。フードデリバリーではアリババ系「餓了蘑」を抑えてナンバーワン、赤字体質を脱し、このところ勢いに乗っている。

美団はこれまでも、医療美容、美容歯科など“消費医療領域”で活動を行っていた。美団医療健康事業部によれば、美団は6億のユーザー、12億の口コミ、3300万のPOI(point of interest)位置情報を持っている。

これらビッグデータの他、美容口腔医療では7300の医療機構と提携し、すでの220万のユーザーがいる。これらを生かし、次のステップに進もうというのだ。

それは医療機器部門である。2019年の中国医療機器市場は6000億元(9兆3000億円)、16.8%のペースで伸びている。それを見越してBATJは定款の変更(追加)に着手した。

2月、バイドゥは経営範囲に、第三類医療器械、医療器械Ⅱ類の販売を追加。
5月、アリババ傘下、盒馬鮮生も全く同じ内容を追加。
5月、テンセントクラウド、第三類医療器械を追加
9月、ジンドン、医療器械Ⅲ類、角膜接触鏡、を追加

美団プラットフォームの情報力は、BATJにそん色ない。むしろ優勢な部分も多い。業界有力者は、美団も医療機器市場に“進軍”するのは確実、とみている。B2Bではなく、健康回復、慢性病器械など、B2Cで“危険係数”の低い領域からのスタートとなる。ただしこの有力者は、医療機器の法規を学ぶのは簡単ではない、と結んでいる。

スタートアップ、ユニコーンの争い、BATJプラス美団の争い、中国健康医療産業の競争はヒートアップする一方のようだ。

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プラスチャイナ株式会社CEO / 中国スタートアップ専門メディア 36Kr Japan 顧問 / 23歳から10年中国滞在 / 上海で起業 / 日経COMEMO KOL / NewsPicks注目ピッカー
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